原宿に最近オープンしたかき氷専門店へ行ってきた。


とある筋から無料券を手に入れたからである。




小学生の頃は好んでかき氷を食べた。


冬の日には、自宅前に積もった雪にシロップをかけてはスプーンで口に運ぶという、かき氷銀河計画が実行されるほどであった。


しかし中学以降、私は氷系スイーツに別れを告げアイスクリーム系に傾倒していくことになる。


だからガリガリ君なども30年近く主体的に買っていない。


これは余談だが、ある居酒屋で「ガリサワー」なるものを注文したら焼酎炭酸割りにガリガリ君がまんまブッ刺さっていた事がある。


こちらとしては生姜のガリを想定していたのだが。


「ガリガリ詐欺ですね」と酔った勢いで店員にシャレてみたが反応はなかった。




さて、原宿駅から竹下通りを抜け明治通りを右折すると、すぐその店はあった。


ショップカラーとキャップカラーがシンクロしているのは運命的である。


メニューは以下の如し。



牛丼が4杯食えるとか6杯食えるとか考えてはいけない。


私は宇治抹茶を選択した。



でけぇす。


一口食べて驚いた。


最近のかき氷はかくもフワフワなのか。


きめ細やかな氷が舌に載せるや否や儚く消えていく。


諸行無常を感じさせる食感に私は唸った。


これは深い。


食べ進めていくと、



内部にもあんこを搭載していた。


好きです。


久方ぶりに食べた令和のかき氷は、昭和のそれとは違い、もはや芸術作品であった。


ご馳走様でした。




帰りにコレを買う。


腹の守護神である。




↓そしてふらりと竹下通り沿いのガチャ専門店を覗いてみた。




↑でけぇす。



↑一回600円。


牛丼に卵付けられるなぁなどと考えてはいけない。


なお、外国人が平気で5回連続トライしていた。


その金を少しでも良い、文学座という組織に落として頂けないだろうか。




かき氷もガチャも僕の幼少期は「子供の遊び」だったが、今やどちらも「大人の嗜み」にまで昇華されている。


日本人の求道精神にすっかり感心した、真夏のオヤジ散歩であった。




駄文御免。