どうもこんにちは。

運動大好き!スポーツ大好きを未来に繋げる

幼少年体育指導士・小田桐正吾です。


本日は幼児向けの鉄棒あそびについてです。

幼稚園や保育園の運動あそびの時間に鉄棒を使った運動をしようとお考えの方にお役に立てば幸いです。


幼児期の鉄棒運動はあそびの範疇がとても広い運動あそびです。

特に幼児期は体が小さく体重が軽い傾向にあるため、ぶら下がる、回転するなどの運動を習得するのに有効です。

鉄棒運動といえば、
ぶら下がる(ぶたの丸焼きなど)→
前回りや足かけ回り→
逆上がり。
というイメージがあるかもしれません。

ですが、はじめて鉄棒に触れる子、不慣れな子、
あるいはすでに恐怖心を持っている子に対しては、ぶら下がる、回る、支えるなど以前に簡単で誰でもできる鉄棒を使った運動あそびを行うことをオススメします。

私が保育園や児童デイサービスでのレッスンで行っている鉄棒あそびを少し紹介しますので、参考になれば幸いです。

鉄棒にゴム紐を張り巡らせて
中をくぐる&またぐ

穴を開けた新聞紙の中をくぐり抜ける。
フラフープをぶら下げるのもよいですね。

さらに鉄棒と他の運動遊具を組み合わせると運動の幅が広がります。

跳び箱に登り、棒に登っておりる。
高さに慣れる目的でもあります。

ぶら下がり島わたり。
鉄棒に掴まりながら、跳び箱から跳び箱(巧技台やブロックでも可)に移動する。

平均台を渡りながら、鉄棒をまたぐ&くぐる

体の大きな児童も可能。

これら全て、実際のレッスンで実施済みの鉄棒あそびです。まだまだここでは書ききれないほど、鉄棒に触れる運動あそびは盛りだくさんあります。

工夫して使えば年齢や体の大きさ、運動能力の違いを超えて楽しむことができます。
もっといえば、運動が嫌い、鉄棒は怖いからキライ。というお子さんだって楽しむことができるのです。
鉄棒の技を習得する以前にこのように鉄棒あそびに触れていれば、自然に鉄棒あそびの技にも発展していけるのではないでしょうか。

鉄棒に限らず、運動あそびは工夫すればたくさん開発できます。

そのヒントはもちろん本や動画、サイトでも調べることはできます。
ただ本当の教材はもっともっと近い存在にある子ども達なのです。
鉄棒の逆上がりなど、ちょっと難しい技にはコツやポイントがありますが、このような運動あそびには正しい正解は存在しないと考えています。

子ども達の創意工夫、独創性からもヒントをもらいながら子ども達が楽しくイキイキと運動できる環境づくりをしていきましょう!

本日は鉄棒あそびのひと工夫。でした。
どなたかの参考になれば幸いです。

ではまた。