もう後には引き返せなくなるくらい
本当に好きになってしまうのが、怖い

そう思ったときから本当の恋は始まるのだろう

鳴らない電話の
デジタル表示の時刻に
顔をしかめたけど
別に、なんて呟いてみた

ついこないだ会ったばっかりなのに
ぼんやりとしか思い出せない君のかお
明日一緒にいて、明後日も一緒にいて
一週間後も一緒にいてくれるのかな

君も私も“おあいにくさま”
確かなものなんて何もないから
こんな苛立ちは知らないをふりして
青い花を、小さな足が蹴散らした