本日は久しぶりの一般販売ありの日だったので、冬美ちゃんファミリーも五木マダムもたーくさん♪


貸切公演も何度か潜入しましたが、やっぱり一般の日はお芝居も歌も拍手や盛り上がりが違う!!


太川安兵衛さんになってからは2度目の一般で、吉幾三さんはこの日しか一般がないので元々チケットを買っていた方も、お留守番レア回とわかってから応援に来た方もで客席はぎゅーぎゅー♪


五木座長がお留守だからキャンセルする方も多いかな?と思っていたのですが、顔馴染みの五木マダムからは

「五木さんが休演になって冬美ちゃんに重圧がかかっているのに五木ファンが席を空けるわけにはいかない!」

との心強いお言葉。


そして終演後には

「冬美ちゃん素晴らしくて感動した。ありがとうと伝えて!!!」

とのこれまた嬉しいお言葉♪


もしこの先、冬美ちゃんがお休みすることがあれば、ファミリーとしてはその公演を全力で盛り上げるのがファンに出来る「応援」なんだと学んでおります。。。


そんなファン同士の交流にも感動がありましたが、こういった気持ちで会場を後にできるのは本編が素晴らしく愛と感動で溢れていたからです。



まず、お芝居ですが太川安兵衛さんが素晴らしい!


太川陽介さんは沓掛時次郎のときは早々に斬られてしまう役だったり、今回は犬斬りしちゃうちょっとやさぐれた一学さん役でした。


それが安兵衛さん役が馴染んできたら、心からの笑顔や、ちょっとイタズラっぽい雰囲気や、殺陣になるとビシバシ峰打ちを当ちゃう大暴れなところなど、安兵衛さんのイメージにピッタリ!


というか役者さんてこんなにも役所で印象が変わるものなんだなぁ。と感動。


おかんババァとのやりとりはもちろん、犬斬りの犯人探しに来る役人さんたちとのやりとりも楽しく、日に日に新しい太川安兵衛さんが定着。


太川安兵衛さんが一学と会話するシーンでは最初はあれ?あれれ?この前まで一学さんだった方が安兵衛さんで、、、という違和感がありましたが、今は花柳一学さんもすっかり板についてごく自然に太川安兵衛さんと花柳一学さんがそれぞれの役にピッタリはまっていました。


お人柄も素敵で、歌謡ショーの最後に冬美ちゃんに大賛辞を送られながら大拍手の中ご挨拶。

五木さんファンから多くの「ありがとう」を浴び、とても感動している様子でしたが、そこをグッと男らしく堪えて


「五木座長の安兵衛をご覧になっていた方々にはわかっちゃったと思いますが、ちょいちょい間違えたりしてます(笑)出るタイミングもまだつかめなくて、今出て!と言われたら出るような。言いなりですよ(笑)」


文字にしちゃうと雰囲気伝わりませんが、根が明るいというか、笑顔で話してくれるだけでみんなを好きにさせちゃう魅力のあるお方です。


そして

「僕はお芝居だけですけど、冬美ちゃんは歌もですから僕より大変。みなさん冬美ちゃんに拍手を!」

と冬美ちゃんにご自分に降り注いだ拍手を譲るように紹介してくれるところもカッコいい!!


冬美ちゃんは

「いえいえ。。。歌といっても五木座長の代わりにはなれないんですけれども。。。あの大変なお芝居を。。。五木さんがされていたんだと改めて思うと。。。胸がいっぱいになります(涙顔)」


太川さんがお芝居の主役の安兵衛さんを。冬美ちゃんが歌の主役をそれぞれ五木座長に代わってお留守番しているわけですが、それぞれの大変さをわかりあっていて。

そしてそれぞれが、両方をやっていた五木座長の凄さを改めて痛感している。


言葉の書き起こしだけではわかりませんが、太川さんと冬美ちゃんの会話から五木座長の素晴らしさが伝わってきました。


お二人とも大変でも、それは五木座長が大切にしている今日の、毎回のお客様のために。という気持ちがヒシヒシと伝わってきました。


続く笹野さんは

「僕はおかんババァを変わらず演じるだけですから。それが五木座長のお役に立てているかはわかりませんが。。。」と。


たえ役の麻乃佳世さんは22年前の喧嘩安兵衛では今回冬美ちゃんが演じている幸ちゃん役だったことに触れ

「あのときはとにかく死人やおかんババァと演じるのが楽しくて♪今回はその幸を冬美さんがされているんですけども、お稽古のときから冬美さんの幸ちゃんが愛らしくて♪かわいくてしかたなかったです♪」


と、これまた冬美ちゃんに拍手が送られるようなお話し。


死人の寛太郎さんは

「五木さんのお芝居に出させて頂く機会が1番多いんですよ。五木座長に戻ってきて頂けるようにしっかり毎日死人になります!」


のような感じ。


それぞれの方がほかのお話しもされていたんですけども、冬美ちゃん便りにもある通り、役者さんスタッフさん、バンドさんみんなみんなで励ましあって五木座長になるべく心配をかけずに元気になって貰いたい。という気持ち。それが本当にひとつになっている雰囲気を感じてただただ感動。


そして「ありがとう!!」の気持ちで客席は満たされておりました。


吉幾三さんもそうですが、みんながみんな五木座長の復帰まで、、、体調回復まで、、、と頑張るのは今までの五木座長の心意気をよくご存知だからだと思いました。


バンドさんも日替わりで登場するゲストさんたちの楽曲も次々と演奏してくださり、それがただの演奏ではなく元々吉幾三さんのバックバンドなのかな?冬美ちゃんのバンドなのかな?というクオリティー。


吉さんも冬美ちゃんも表現力豊かなタイプなので、その世界観に合った演奏、アレンジをされているのが凄いです!!!


VIVA LA VIDAの笹野さんのタメての「ビーーバーーーラーー!」のところはバンドさんだけじゃなく、照明さんや役者さんたちの振り付け?までビシーっと決まっちゃって団体芸!!(笑)


なかなかそれぞれが大人でプロで表現者でという人がお仕事で集まってこんなに一致団結するなんてことは無いと思いますから、そもそも五木座長が集めたメンバーのお人柄が全員素晴らしかったために今に至るということかなと思いました。


吉幾三さんの話しが爆発的におもしろいことや、歌が、歌声が素晴らしいこと、冬美ちゃんの歌が感動的で素晴らしいことは前回書いたので割愛しちゃいますが、とにかく感動的な1日でした。


五木座長の休演がなかったとしても、17日〜21日は貸切三昧、連続2回公演などスケジュール的にも山場でしたので、今日と明日だけでも一般販売ですから我々が応援に行ける日は客席からしっかりと感謝の気持ちをステージの皆さまに応援で伝えたいです!!



吉幾三さんと冬美ちゃんのトークが今日だけじゃなくとても面白かったので、思い出せるだけ書いておこう。

といっても書けないマル秘なトークもあるのですけどね(笑)


吉さん

「その頭はどうしたの?」


冬美ちゃん

「(笑)少しでもこう、見栄えるようにと。。。吉さんは背も高くて素敵ですけど、私は160センチですからこう、大きくバランスが良く見えるようにと。。。(笑)」


冬美ちゃん

「五木座長が体調を崩されて休演となったときに吉さんが(私に)すぐにご連絡くださって。なんでもやるよ。大丈夫?って。」


吉さん

「暇なのよ(笑)」


冬美ちゃん

「いえ、お忙しいのにご連絡を頂いて。そしてすぐにご出演頂けるお話しになったと(多分スタッフから)聞きまして。もう、ご連絡頂いただけでもどんなに心強かったか」


吉さん

「だから暇なのよ(笑)」


冬美ちゃん

「残念ながら今日で最後なんですけれども」


吉さん

「え?そうなの?」


冬美ちゃん

「はい。明日は山本譲二さんがいらっしゃってくださるんですけども」


吉さん

「えー。ジョージか。心配だから明日も来るわ(笑)」


冬美ちゃん

「え?ほんとですか???じゃあバンドさん、(吉さんの)譜面はそのままにしておいてくださいね(笑)


吉さん

「どうせ心配だから明日も来るし。毎日来ようかな」


冬美ちゃん

「本当ですか?

五木座長ももうすぐ戻られると思いますけれども千秋楽にもぜひ来てください」


吉さん

「その日だけダメなんだよ(笑)千昌夫さんに呼ばれちゃってて。そっち断っちゃおうかな(笑)」


冬美ちゃん

「吉さんのお話しは半分くらい嘘だから。。。」


吉さん

「いや全部がウソだから(笑)」


↑出演に関してもリップサービスだと思いますが、全部ウソのやりとりはこの出演のときではなかったと思います。



吉さん

「昨日出番が終わったら楽屋に五木のアニキからビールが差し入れされてて。んで飲んで帰ったんだけど。そしたら今日来たらまた昨日空にしたはずのビールが置いてあるのよ!怖いよぉ。アニキは(笑)また飲まなくちゃ(笑)どんだけ飲ませんだか(笑)」



冬美ちゃん

「五木ひろしさんのデビュー60周年ということで、五木先輩もそうですが、吉さんもこうして私がデビューする前からご活躍の先輩方がずっと輝いていてくださるのが、我々後輩の歌手のどれだけ励みになるか。。。」


吉さん

「変わってるって(笑)冬美ちゃんも変わらないじゃん。」


冬美ちゃん

「いえいえ、変わってます(笑)デビューの頃から知ってるじゃないですかー(笑)」


吉さん

「もっと変わっちゃう人いるじゃん。○○さんとか」


冬美ちゃん

「(絶句)い、、、いえ、お声は変わらないですよね」


吉さん

「そーね。こんな感じで(モノマネ)」


冬美ちゃん

「(絶句)」


吉さん

「じゃぁ○○は?もはや全く別人じゃん」


冬美ちゃん

「(絶句。。。)」


吉さん

「なんだっけか。歌うの?次行こ、次!(笑)」



冬美ちゃん

「このコーナーは五木座長が1番力を入れているコーナーでして(男唄、女唄コーナー)」


吉さん

「え?そうなの?じゃあ帰ろうかな(笑)」


冬美ちゃん

「帰らないでください!(笑)まずは私のあばれ太鼓から。。。あ、吉さん帰らないで(笑)そちらに座っていてください(笑)」



あ。大切な登場シーン忘れてました。


冬美ちゃん

「本日はスペシャルゲストに来て頂きました!四木(よつき)ひろしさんでーーす!」


吉さん

「(モノマネ気味に)こんばんわ。よつきひろしです(笑)」


冬美ちゃん

「どうしても四木ひろしで紹介してくれとおっしゃって(笑)むつきじゃダメなんですよね?上になっちゃうから(笑)五木さんより下ということで四木がいいとおっしゃって(笑)」



吉さん

「1番家が近いから呼ばれたのさ。」


冬美ちゃん

「そんなことないですよ。お近くにお住まいなんですか?」


吉さん

「うん。すぐそこの警察署で、、、」


冬美ちゃん

「え?お家の場所をおっしゃって大丈夫ですか?」


吉さん

「(笑)警察署だってば。そこに捕まってるから出てきたの(笑)」



もっとたくさん立て続けに面白いことばっかり。たのしゅーございました♪


吉さんの1人トークのところは完全なる漫談で。

これは再現できないですが、毎回短い漫談(笑)3〜4本。今日は長編漫談(笑)


冬美ちゃんがすぐ吉さんのウソというか冗談に引っかかって心配しちゃったり、先輩方のディストークに乗らないよう絶句したりがかわいくて♪


今日は4列目中央で見られたのですが、なんだか懐かしい香りが、、、、あ。冬美ちゃんが以前使っていた吉幾三さんを真似して使い始めたあの香水の香りでした。


本当に吉幾三さんからこの香水が香っていたら、付いていっちゃうのわかる(笑)


力いっぱい吉さんの香りを吸い込んでしまいました(笑)


明日は山本譲二さんがゲストですから、もう少し真面目な(笑)トークになると思いますが、一期一会の生のステージが日替わりで楽しめる贅沢なお留守番で、何度か劇場公演を観る方には堪らない面白さとなっていますので、すでに五木座長の初日近辺や昨年の新歌舞伎座を観た方もレア回たちを楽しみにきてみてください。



とはいえ、日程が変則的で貸切公演もまだあるので注意です。


あと、今後の公演はほとんど1階が満席なのですが、明治座チケットセンターで仕入れた情報だとweb申し込みの画面にはないけど明治座チケット売り場やお電話での問い合わせだと当日券やその他の日程でも良席が取れることがあるようです。


諦めずにチェック〜してみてください。




明治座チケットセンター
03-3666-6666(10:00~17:00)