これは観てない方は絶対読まないでください!


ネタバレってゆーもんじゃなくネタそのもの。

台本の聞き取りによる書き起こしです。


すでに観たけどセリフがあれば脳内再生がしやすい。というためのものでっす。


観てない方はまずは本物を観てくださいませ。






【水月堂のシーン】

美登利:こんちはー。あら、大宮の旦那

旦那:お、清水屋の。姐さんもなんか探しに?


美登利:梅も過ぎたから、春らしい面白い根付でもないかなーって。

旦那:目ぼしいものがあったら私にツケときなさい。


美登利:あら、ほんと?

旦那:ここで会ったのも100年目ってね


美登利:あらやだ、私をたかりの名人みたいに言わないでくださいよぉ

旦那:はるさんも、みどりの言うことを信じちゃダメだよ。


美登利:いつ私が嘘八百申しました?そりゃ嘘の100や200は申しますがそれもお座敷、芸の内ってね。


美登利:はるさん、ちゃんと払いますよぉ。


旦那帰る。


美登利:本当ですよ〜。竹ならば割って見せようこの心ってね!

大宮の旦那またお座敷かかるのお待ち申しておりますよぉ



美登利:はるさん、はるさん昨晩のこと考えてくれた?


春貞:え?


美登利:もぉ!しらばっくれないでよ!鹿鳴館!


戸を閉める


美登利:鹿鳴館の!!

春貞:ああ、踊りの助っ人だっけ?ご祝儀もいっぱいもらえるとか?


美登利:とぼけないでよぉ。


春貞:


美登利:そういうお金持ちがウヨウヨいんのよぉ!

カモがネギ背負って鍋担いで踊ってるのよ

うなもんなんだから!

ガアガア群れてんのよぉ!


春貞:そんなに美味しそうなの?

美登利:そりゃ〜もう!


春貞:いや、聞かなかったことにする。

美登利:

春貞:詐欺の片棒は担がないからね


美登利:私がこんなにお願いしてるのに?美登利、泣いちゃおっかなーえーーーん


春貞:子どもじゃないんだから!!


美登利:じゃあはるさんがまがい物を本物だと言って売ってるのはいいの?

春貞:大きな声で人聞きの悪いこと言わないでよ!


美登利:大きな声は地声ですぅ

昔から美登利ちゃんが遊んでると隣の町内にいても分かるって評判だったのよぉ!!!!


春貞:本気だなぁ…

美登利:私はいつだって本気で一生懸命。そこが美登利の売りですから♪人助けよ、これも。


春貞:どこか人助けですか!!


美登利:はるさんだって1杯入るといつも怒ってるじゃない!長屋の連中は白いおまんまも口にできないのに、鹿鳴館では贅沢三昧の乱癡気騒ぎ。こんなことがいつまでも許されるはずがないって。

あいつらに、一泡吹かせてみたいと思わないのぉ〜?


春貞:でもそこに集まるのは政治家…なんとかかんとか)なんだろう?


美登利:そう!よりどりみ・ど・り♡

春貞:うまい!!


美登利:キラーン✨さっきさぁ大宮の旦那が買ってたあの絵さぁ、はるさんがこの頃根詰めて描いてた鯉の滝登りよね…?

春貞:あれは…違います…

美登利:じゃああれは?北斎の写しってやつ。玄人でも分からないって自慢してたじゃな〜い!!


美登利:大宮の旦那!あの絵はねーーーーーー!

春貞:あああもう…分かりました!!


美登利:う〜れ〜し〜い〜♡それでこそはるさんだーー!


美登利:はるさん、自分のこと本当は善人なのになぁって思ってるでしょー?

春貞:はい、思ってますよ


美登利:んふ♡それでいいのよぉ。その人が本当って思ったことが本当になるんだからぁ。

(正しいって思ったことが正しくなる?か?)

春貞:はぁ、そういうことかい。


春貞:ばれてしまっちゃ〜しょうがねぇ、なんたらかんたら


美登利:よ!成駒屋!!


舞台転換で悪巧みしながらわちゃわちゃしてるのがかわいい♡


【骨董品見せてるシーン】

美登利:本当にお見せするようなものだったのかしらぁ。ねぇ春貞?

春貞:おひいさま。


美登利:こう見えてもなんとかの嫡男ですのよ。

可哀想に、今は小さな小学校の先生などをしておりますが世が世なら私の家のご家老様でございますのよ、ねぇ春貞?


(松の掛け軸)

春貞:姫のお父上がことの他大切にされていた〜


美登利:うぅううう(泣いてる)

そのお軸は…

ワタクシの父上は不義理の罪で切腹お腹をめされたのです。

その前の晩、私の手を取り、「姫よ、私亡き後母と難儀なく、達者に暮らせよ」と。

その時床の間に飾ってあったのがそのお軸、久方ぶりに拝見致しまして、、みたいな


男爵:私のつくる日本初の美術館に所蔵しましょう


美登利:まぁ嬉しい!!ねぇ春貞(✌🏻)

春貞:ひい様、閣下の前ですよ


美登利:あのぉ、それで…そのお刀とお軸で…いかほどに…?(顔可愛い)


男爵値段書く

清原:閣下!!

男爵:いや、しかしなぁ…


美登利:春貞、やっぱり帰りましょうか…

男爵:いや待ってください


値段みせる

美登利:んまぁ(ー"ー )

0足す

美登利:(もっと!)

0足す

美登利:(((o(*゚▽゚*)o)))

(✌🏻✌🏻)


(この辺りのピースとかピースとか目をぱちくりするのとかかわいすぎる)

美登利:このご恩は生涯忘れませんわ

春貞、あれも

他にもありますのよ、こーいうお宝。ねえ、春貞?


【男爵に売りつけたあとのシーン】


春貞:はぁ!!!もうこんな格好してると、首を絞められたニワトリの気分だよ

美登利:あらぁ、はるさんが思ってるよりその格好、お似合いよぉ?す・て・き♡

春貞:やめてよ、嘘ばっかり、心にもないこと言わないでよ

美登利:嘘じゃないわよぉ。でも喋り出すと頭のこの辺からスラスラ〜っと違うことが出てきちゃうのよねぇ。


春貞:あのさ、父君に姫よぉってやつ、あれほんと?

美登利:私、長屋の浪人の娘よぉ。私たち同じ町内じゃない、大丈夫ぅ?

春貞:だって死に迫ってたから。

あと「ねぇ、春貞」って急に振るのやめてよ!

いつもみたいに合図してよキラーンって。

美登利:こういうのは勢いなんだから!

はるさんだって、なんとかっていう大名がってあれすごかったじゃない。私ははるさんに合わせてただけよ

春貞:ああ、松平おおいのかみよりのりね!


(ここから踊らないと上流階級じゃないとバレちゃう話して、はるさんと御前を比べて…)

美登利:ここに来たら踊らないと上流階級じゃないとバレちまうよ

春貞:これ以上何もさせないでよ、みたいな

美登利:あらぁ、男爵はお上手だったわよ。

どことなーく寂しげで(ハンカチなでなで♡)

お金と地位があっても人間、幸せにはなれないのねぇ。

春貞:金が余って退屈してるんじゃないですか?

しかも色好みって評判だよ。早くに奥さん亡くしてから、なんたらかんたら。

手が早くて最低だって!!


美登利:もしかして張り合おうとしてる?

春貞:え、私が?ははっ、ははっ!!

そりゃあ、背で負けて、顔でちょっと負けて、地位でぐーっと(ここわからん)負けて、金でとことん(ここもわからん)負けて!!

(美登利毎度頷く、可愛い。)

どうせ古寺の子せがれですよ、その寺も焼けてなくなって、今や小さな古道具屋だ、嫁のきても無いし、わーん(泣いてる)

美登利:はるさん今日おかしい。はるさんだって、あんなに本物そっくりに絵が描けるじゃなーい!

春貞:本物じゃなーい

美登利:あぁごめんごめん


》ここからうーちゃんの追記


水月堂のシーン、春貞の台詞プラスしときます。


美登利:私がこんなにお願いしてるのに?美登利、泣いちゃおっかなーえーーーん

春貞:子どもじゃないんだから!!

美登利:じゃあはるさんがまがい物を本物だと言って売ってるのはいいの?

春貞:大きな声で人聞きの悪いこと言わないでよ!

美登利:大きな声は地声ですぅ

昔から美登利ちゃんが遊んでると隣の町内にいても分かるって評判だったのよぉ!!!!

【この辺で春貞がどろんこになって遊んでた頃とは違うんですから、みたいな台詞あった気がする】

春貞:本気だなぁ…


ちょっと先に進んで、

美登利:あいつらに、一泡吹かせてみたいと思わないのぉ〜?

春貞:でもそこに集まるのは政治家、華族さま、軍人、社長、、、今をときめく腕利きたちでしょう?

みたいな

美登利:そう!よりどりみ・ど・り♡