一時帰国9日目。
この日は、昨年10月に亡くなった父の新盆(にいぼん)。
喪服で身を包み、東京駅から「特急しおさい」に乗って、実家で待っていた兄弟たちと合流。
今回は父方の生家近くにある菩提寺で合同法要することにしていたため、兄弟たちの車に便乗して更に片道1時間程の大多喜へと向かいます。
大多喜にある菩提寺は、東京の住職が継承されて以降は常駐者が居られません。
と言うのも、非常に山奥にあり水道が通っていないほか
寺までの山道は軽自動車が何とか通れるほどの道幅しかなく、気を抜くと側溝に落ちます
対向車とすれ違うなんて以ての外。
事実、学生時代にこの山道を運転した際には、途中で側溝に嵌りJAFを呼んだ苦い記憶が甦ります。。
GoogleMapの航空写真で現地を見ると、赤い屋根の寺へと続く山道は細すぎて見えません
左側に若干山肌が見えているのは、台風で崖崩れがあったためで、その時の影響で長らく山道も閉鎖されていました。
因みに、現在もなお山道入口には「崖崩れのため通れません」との看板が立っています。
そんな山道を前にして、義弟は「これを車で登って行くのですか。。」と絶句。
義兄が運転するワンボックスカーがゆっくりと慎重に登って行くのを見て、覚悟を決めたように購入したばかりの新車をスタート。
乗っている者全員で側溝と崖との距離を注意しながら、何とか登り切ったのでした(義弟は寧ろ下りの方が怖かったとの談)。
菩提寺には既に地元の檀家さん達が集合し、新盆を迎えるのは私達のみ。
初めに住職が読経の前に、焼香時の作法を子供でも分かるように丁寧に説明してくださいます。
エアコンの無い堂内で袈裟を纏う住職の額には、既にキラリと汗が光っていました。
合同法要が終わったあとは、親族一同でお墓参り。
ご先祖様へ感謝を伝えます。
住職を交えた「お斎」では、総勢15名。
住職が菩提寺と兼務している東京のお寺でインスタグラム広報をしていると姉から事前に聞いていた私は
若しかしたらIT系に力を入れているのかもと、住職がLINEを利用しているようであれば、LINE友達になりませんかと尋ねてみたのでした。
何故なら、私の利用しているIP電話が来年2月にはサービスを終了させてしまうため、今後の連絡を可能ならテキストでお願いしたいと思ったのです。
時代の流れなのか、同じような要望を檀家さんから受けることが多いらしく、住職からは快諾。
住職にとっても、連絡事項が記録に残ったほうがいいですよねと賛同を得られたのでした。
住職への連絡に絵文字やスタンプを使ったら、どのような返信が来るのか少し楽しみだったりします
帰りは再び実家まで戻り、これだけの人数が勢揃いすることは滅多にないからと、全員喪服姿ながら集合写真をパチリ。
実家ではアルバムを見ながら、当時の色々なことを思い返していたのでした。
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