https://ameblo.jp/unagidori/entry-12866639366.html




太ももの痛みが落ち着いた所で雄山を後にし、次のピーク・大汝山へと向かう


大汝山への分岐を進み出した途端、雄山までのにぎわいが嘘だったかの様に一気に人が減り静かになる


道は穏やかに水平移動する様に続き、これなら大丈夫だろうとホッとするのも束の間

ユルユルとまた登りが始まると

ピリリ雷ピリリ雷ビリリリ雷

あーキタキタ時限爆弾発動中!
💣💣💣


「あいたたた!ごめーんちょっと待って(TT)アセアセ


と、登山道脇の岩にもたれ掛かる様にしてまたまたストップ

これまた脚を伸ばしたり、揉んだり叩いたりして痛みを抑え込む


果たしてこんなんで剱岳の頂に立つ事はおろか、今日の宿泊地のテント場まで無事に辿り着けるであろうか…?




そんな不安が頭の中を過ぎりつつも、立山の最高峰・大汝山に到着

スタートの時点では青空だったのに、いつしか辺りはガッスガス…


結構高い岩の上に登ってますが、全く高度感がない。。


山頂直下に青い屋根の山小屋が見えた

大汝山休憩所
小休憩がてら、ちょっと中を覗いてみよう〜




入り口入ってすぐの所にオリジナルの手ぬぐいが飾られている

わぁっ!どのデザインも色も素敵だなぁキラキラ
(✽ ゚д゚ ✽)




さらに中に入ると部屋の中全体がネパールやチベット風のタペストリーや布で飾られている




ステキ〜色合いや雰囲気がたまらないなぁ♪
(≧∇≦)




Tシャツや染め物もいいなぁキラキラ




どうやらここ、映画『春を背負って』のロケ地として使われた小屋だった様ですね!

私も見たけどすっかり忘れてた!そういえば、豊悦いたわー♪
(=´▽`=)


映画のポスター画像(お借りしました)



手ぬぐいのデザインが気に入り過ぎて、3種類の中から迷いに迷って天真爛漫と書かれた曼荼羅模様の黄色を購入する事に


「これください♪(●^o^●)」


と、黒い長髪の明るく陽気な男の小屋番さんに品物とお金を手渡すと


「いいでしょこれ〜!他どこ行ったってこんなデザインないから〜!毎年売り切れ御免で次はどんなデザインにしようか?もうネタ切れなんだよぉ〜アッハッハ〜♪天真爛漫が天真爛漫を選ぶ!うん!いいねぇ〜!はい、どぉぞ〜♪」


と小踊りしながらお金を受け取られた🕺))
あ、私、天真爛漫に見えます?(´・ω・`;)そう?



素敵なお土産と陽気な小屋番さんのおかげで少しモチベーションが回復し、3つ目のピーク・富士ノ折立へ




ここは通過点ではなくて、いったん登ってまた戻って来なきゃいけないのか

尖ってるし、なかなか険しそうだな…


旦那「どうする?行くか?」


宮「う〜ん…( ・ั﹏・ั)」


ここを登れば立山三山コンプリートだけど、ガスで真っ白で景色は何も見えないよね。。

さらに私の太もも時限爆弾がまたいつ発動するか分からないアセアセ

あくまでも今回の1番の目標は剱岳登頂だし、それ以前にまずは無事にテント場に辿り着かなくちゃ行けない…


と、いう理由で


宮「とりあえず最高峰の大汝山には登れたし…ここは、脚を温存するためにもスルーしますタラーパー


ヘッポコハイカー宮、立山三山コンプリートあっさり離脱を決意〜笑い泣き




そこからもひたすらガスガスで景色皆無の中
のっし、のっしと、牛歩の歩みで黙々とテント場を目指す

ふぃー…ザック、重てぇぇ…


稜線は続く〜よ〜どーこまーでーも〜…


延々と続く真っ白な世界

この日3つ目のピーク・真砂岳も薄日さえ差さない
もはやこれは修行かいな?(泣)




真砂岳の先には別山への登りとテント場への巻道の分岐点がある
別山は北峰もあるんだな

別山尾根と呼ばれるルートを歩いているからには、本来は別山のピークも踏みたい所だし、地図上では大した時間の差はないんだけれど…


時限爆弾を抱えた今は10分でも5分でも巻けるものは巻きたい

プライドなんてものは全くない、大事なのはとにかく無事にテント場に辿り着く事なんだー!
(;´Д`)ハァハァ




分岐点を巻道(破線)に進み、あとはひたすら降るだけだ〜!(๑•̀ㅁ•́๑)✧ヨッシャ!

と、この日のゴールが見え心に希望の光が差し込んだものの、ここからが想像以上の激降りハッ


前後に人はいないものの、落石・スリップしない様に神経が擦り切れる〜アセアセ

1歩1歩、グッ、グッ、と足裏を踏みしめながら歩くもんだから、その負荷が脚全体に伝わって来て



ピピピピピピ雷雷
ビリビリ
バリバリー!

ギャーーー!
時限爆弾発動!
💣💣💣
Σヽ(`д´;)ノ 

眼下に見えるテント場(写真中央)
目前なのに、全然近付かない(泣)



「私はやれば出来る子…(;´Д`)ハァハァ…私はやれば出来る子…(;´Д`)ハァハァ…」


と、ブロ友さんのもち姉さんからいただいた応援の言葉を唱えながら、計画の予定時刻よりも1時間遅れの16時にテント場に到着




ヘロヘロぷしゅ〜絶望

一時は遭難の2文字が頭の中をよぎったよ…
何とか辿り着けて良かった。。


改めて思うけど、こんなんで明日剱岳なんか登れるの?タラー


続く