昨年、アニメの放送と共にプレイしていた『うたわれるもの 二人の白皇』を、ついにクリアしました。
正直に言います。
長かった!!
前作の『偽りの仮面』の総プレイ時間が44時間だったんですが、『二人の白皇』は82時間かかりました💦 戦闘で何度か敗北してやり直ししているのを差し引いても、ADVパートは2倍近くある!? ちょっとどうかしてる!? 声優ヲタクとしてはその分ボイスを聞けたのと、たっぷり戦闘も楽しめたので、悔いがないほどうたわれに浸れたのは間違いないです。
…ということで、ここからはネタバレとアニメの話も含みつつ、感想を書いていきたいと思います。(※自衛と生温い目でヨロ!)
アニメの放送と同時進行でプレイしましたが、間違いなく二人の白皇を200%楽しめたんじゃないでしょうか
<200%楽しんだポイント>
・主人公オシュトル(の振りをしたハク)を、アニメでは利根健太朗さんver、ゲームでは藤原啓治さんverの2verで楽しめた。
・アニメで端折られた部分をゲームで補完できた。
・戦闘シーンをゲームでプレイすることで、より達成感を感じられキャラへの感情移入ができた。
偽りの仮面でも思ったのですが、やはりうたわれはADVパートというか、よりシナリオに重きを置いているんだなというのがよくわかりました。ただ、戦闘シュミレーションは終盤になるにつれてゲームバランスが本当どうかしてた💦 うたわれの第1作目でもラストの戦闘がバランスおかしかったけども。でもその点は、経験値を引き継いで再挑戦出来たり、巻き戻し機能が付いていたり、難易度も簡単に変えられるし修行も出来たので、特に文句はないです。ただ、どうかしてた!!←
<シナリオの激熱ポイント>
・帝が死んだことで皇女アンジュの命が狙われ、彼女を連れてエンナカムイへ逃げてからまたヤマト奪還を目指すという筋。
・ハクが死んだと知り、一旦は仲間の元を離れるクオンが、真実に気づいてまた仲間に加わる流れ。
・オシュトルの正体を知ったミカヅチとの、アクルトゥルカのオシュトルvsミカヅチの戦い。
・オシュトルの母親が息子の正体に気づき、ハクを包み込むシーン。
・蟲に操られたマロロとの闘いとその最期。
・ウォシスの正体。
・ハクとクオンのキスシーン。
・一旦塩になるハクだが、クオンがウィツァルネミネアに願うことで復活。
・一作目のハクオロが登場し、一作目では決して見れなかったハクオロの素顔がお目見え! ハクがハクオロの代わりを担う。
上記ポイントも含め、シナリオでは何度も感極まりました
まず偽りの仮面+二人の白皇2作通してですが、ハクがオシュトルの遺志を継ぎ、ヤマトを聖上(アンジュ皇女)の元に奪還するというその本筋が熱くて素晴らしいので、その設定を思いついた時点でもうこのお話は6・7割成功しているのかなと。
ただちょっと気になったのが、ウォシスが帝のクローンなら、ハクには会った瞬間にわかったのでは? と思ったり 記憶を失ってても顔見て思い出すとか、「なんか見たことある顔だな…」って思うとか。でもこのウォシスが帝のクローンという設定が非常に面白くもありました。そもそも、うたわれの世界の古代人が現代世界の未来人かもしれないっていう、映画『猿の惑星』みたいなSF設定が凄く好きなんですよね ただちょっと、アンジュを作った帝がウォシスまで作った理由が解せないですけども💦 あと、偽りの仮面でウォシスがこっそりBL作家をやっている設定は、本当に必要だったのかなと
私的に凄く良かったのが、全体を通してハクとクオンのラブストーリーとしても見れたとこですね うたわれの第一作目はギャルゲーの要素もあったので、少し踏襲されているのか主人公の周りにはハクを好きになる女性キャラが群がっているんですが、それでもクオンとのラブストーリーが丁寧に描かれていたので、キスシーンもあって良かったです そもそも利根健太朗さんのイケボでラブシーンて初めて見たので、アニメの方は特に「貴重なものを見た!」というお得感がありました。ちなみにゲームの方はハクの一人称視点でラブシーンが描かれているので、男性ユーザーやクオンファンにはゲームの方が萌えるのかもしれません
この『二人の白皇』では、
・皇女アンジュがヤマトを奪還する筋
・ウォシスと古代遺跡を動かすマスターキーを奪い合う筋
・クオンの中のウィツァルネミネアを封印する筋
の3つの筋が存在していて、それがシナリオを長くさせた要因とも思うのですが、それがちょっと私的には詰め込みすぎの印象でした💦 私的に好きな筋は上の2つですが、でも3つ目があったからこそのラブストーリーでもあったと思うので、どれも削れなかった気持ちは痛いほどわかります わかりますが、長い!!💦💦💦
ラストがハピエンぽく仕上がってましたが、ハクオロの代わりをハクがするなら、やっぱりクオンは今後もハクとは会えないままなのかなとも思い、そこが凄く切なくもありました。これだけ長いと正統派なハピエンで終わって欲しかったなとも💦 でも切ない終わりも嫌いではないので、これはこれで
最後まで見てしまうと、ハクが主人公じゃなくてクオンでも良かったかなとか思いますね。第一作目をやった時も思ったけど、ハクオロさんにしろハクにしろ、女性目線で見てもカッコいいキャラだと思うんですが、どうでしょうか? 私限りなく男性寄りの女性かもしれないので、ちょっと自信ありませんが!
<戦闘の激熱ポイント>
・アンジュ&ムネチカ&フミリィルのプレアブル参戦
・アクルトゥルカの力を使ったハクの参戦
・トゥスクルのキャラクターとの闘い
アンジュとムネチカについては生配信でもお見せしましたが、アンジュは攻撃後に反動があるものの、かなりのダメージを与えることが出来るキャラなので、回復系のキャラと一緒に使えばかなり使えるキャラで熱かったです! ムネチカは壁役に適したキャラでしたね。戦闘の序盤、暫く敵何匹かを相手して貰うのに凄く役立ちました。反撃してくれるのもありがたかったし。
アクルトゥルカの力を使った敵と対峙した時(ミカヅチとかライコウとか)は「しんどいなぁ…」という印象ですが、ハクがそれを使うステージでは、これほど心強いものは無かったですね HPがデカいのが本当有難い!
偽りの仮面でも最後の方で、めちゃくちゃ強いクロウと2度戦うステージがありましたが、二人の白皇では最後にトゥスクルのキャラクターが総出で戦うことになるとは思いませんでした💦 第一作目をプレイしていて彼らの強さを知ってると余計に、敵として出てきた時の「嘘でしょ!?」感は凄くなると思いますね 何度倒しても蘇るキャラいたし……(どうやったら倒せたのか未だにわからない)
二人の白皇の戦闘では、最初は難易度を難しいでプレイしていたのですが、途中からクリアが難しくなったので、敗北する度に難易度を普通に下げてプレイしました💦 でも終盤でも難しいでクリア出来たステージもあったので、そこがちょっと「ゲームバランスどうなってるの?」って感じでしたね。
でも必殺技のカットイン攻撃は戦闘を熱くする演出になっていたし、シュミレーションも全体的には楽しめた印象です。ゲーム的な目線でいくと、ADVよりこっちのSRPGのシュミレーション戦闘の方に比重を置いて頂きたかったというのはありますが💦
クリア後にはまた偽りの仮面同様アクターズボイスが解放され、再び素の藤原啓治さんにお会いすることが出来ました(※会ってはない)ゲーム内のハクトル(オシュトルの振りをしたハク)は、ハクが20代だとすると渋い演技のせいか30代後半~40代くらいに聞こえるので、それがまたたまりませんでした! 三ヶ月間はずっとゲームで藤原啓治さんの声が聴けたので、幸せでしたね
クリア後に周回プレイをすると新しいエピソードが解放されたり、夢幻演武というのがプレイ出来たりするそうですが、そこまではやりこむかはちょっとわかりません でも、若いオシュトルが主人公の『モノクロームメビウス』は、もしかしたらプレイするかもしれません。(コマンド入力するタイプのRPGっぽいので少し躊躇していますが💦)
あとは、藤原啓治さんのご出演されている作品をまた漁ろうかなと オジサマ専科とか…
とりあえず、うたわれるものとしてはこれで完結ということで、十分に遊び尽くせてたかなと
いい藤原啓治沼でした♨