歩くこと20分、鮎川の河口に貝殻拾いに行きました。

そして怖い体験をしました。

 

鮎川はその名の通り春になるとアユが遡上する水質のきれいな小さな河川。

流木なども流れ着く場所。河口の景観はこんな感じです!

 

此処は、波が高い日に、ごくまれにサーファーが来るが、普段は誰も立ち入ることがない

ビーチコーミングの穴場。

今日も私以外誰も居なかった  確かに居なかったはずなのだが・・・

景色の写真を撮り、砂利場に降りたとたん 急に背後から呻くような声

見知らぬお爺さんが立っていた

 

お爺さん 「あう…はむはむ あんた…ここ…むにゃ…が要るよ」

 

 「え、何ですか?」

 

お爺さん 「あんた…むにゃ…そこに…人が」

 

 「え? ここ立ち入り禁止じゃないですよね?」

 

お爺さん 「あうあう…人が居るよ!」

 

このお爺さん足も少し不自由そうだし、言葉がうまく喋れない、一生懸命に何かを私に伝えたいらしい。

表情は笑っているようにも見えるので、私に何かを注意したいわけではなさそう。

 

口元をよく見ながら何度かやり取りすると…

『そこに あんたのすぐそば すき いってる そこに ひとが いるよとのこと。

え!俺のことを好きだって言ってる人がここに居るんですか?

 

頷くお爺さんは、やっと言いたいことが伝わったことが嬉しいらしくニコニコと笑う。

 

もちろん辺りには誰も…居ない…  

 

ダメだ!このお爺さん完全にぼけてる?

 

それとも…叫び

 

いつの間にかお爺さんはどこかへ。 が、貝殻を拾っている間じゅう

お爺さんの「そこに ひとが いるよ」が気になって、私は辺りをきょろきょろ見回す。

・・・怖くて、怖くて仕方がなかった!

 

というわけで本日の貝殻はこれだけ、寒気がしてきて早々に帰路につきました。