戦跡を歩く京都市の北の果てに黒田という集落がある。第二次世界大戦中、飛来する敵機B29を山の尾根で見張っていたという。その跡を見に行ってきた。今は2018年に再建された櫓があるだけだが、当時はある程度しっかりとした山小屋があったらしい。常時3人が交代で見張り、敵機来襲を直通の有線電話で京都府庁に知らせていたという。受信した方は空襲警報を発令。10代から20代の地元民の青少年が任務にあたっていたらしい。