おっと!!!!
感想書くのを忘れてしまっていました(笑)
2週間前に
やっと見つけたと記事に書いたっきりでしたね(^_^;)
「吟遊詩人 ビードルの物語」J・K・ローリング著
この本は
その日と翌日の二日で読みましたが
時間にすると2時間ほどでしょうか?(笑)
もともと、この物語は
「ハリーポッターと死の秘宝」
っていう、ハリポタの最終章の中に出てくる
魔法界では誰もが小さい頃から知ってる
御伽草子なのだそうです。
子どもが寝るときに本を読んでもらうでしょ。
あれと同じように
魔法界の子供たちも寝るときに
この物語を読んでもらって育つそうです。
だから、魔法界で育った子供は
誰もが知っているお話なんだって!
そう言う設定と言ってしまうと
元も子もありませんが(^^ゞ
もちろん、その設定自体も全てが
「おはなし」の中のことです♪
ハリーポッターの作者が
物語の中に出てきたものを
実際に本として出版した
珍しいタイプの番外編の本なんですよね。
この本の中に書かれてる物語は
全部で5話。
私たちのような一般的な人間は
ハリポタの中ではマグル(人間)と呼ばれてますが
そんなマグルの人たちが知ってる
シンデレラや眠れる森の美女、白雪姫などの物語は
必ずと言っていいほど、主人公は・・・
助けてくれるのを待っていますよね。
苦しい状態から救ってくれる人を!
シンデレラは虐め抜かれたけど
魔法使いに助けてもらい舞踏会へ行き王子と会う。
その後も、また辛い生活に戻ってたけど
残してきたガラスの靴をたよりに
王子に探し出してもらう。
眠れる森の美女は
悪い魔女の呪いによって眠り続けてしまってる所を
王子のキスによって生き返られせてもらう。
白雪姫は、どこまで逃げても追って来て
命を狙う継母の魔女の毒りんごで
仮死状態だったのを
通りすがりの王子に助けてもらって生きかえる。
これだけ有名なお話が
全部、受け身だったなんて
今まで気づいていました?
私は全然そんな風に物語を見てなかったので
言われて初めて気づいたんです。
人間って、
そう言う物語に憧れて生きてきたってことです。
だけど
「吟遊詩人 ビードルの物語」は
物語に出てくる人たちは大変苦労をします。
それを自力で解決しているんです。
まず、物語を読む前に
「物語を始める前に」
と言う事で、バラエティー番組の前説のように(笑)
その特徴や、今から読む物語がどんなものかの説明が
書かれてるんです。
しかも、この物語はなぜか・・・
古代ルーン文字で書かれているために
それを訳す人がいりました。
それを、「ハリーポッターと死の秘宝」で
物語を解読しなきゃいけなかった
ハーマイオニー・グレンジャーが訳したと
説明しています。
完全に、あのハリポタの世界から出てきた
正真正銘の本って感じの作りになってると思いません?
それだけでも、読む前からワクワクしました☆
ハーマイオニーは
大変優秀な魔女で、勉強に対する欲求が強く
現実には出来ないだろうと言うほど
色んな授業を取っていたということが
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」の中で
出てくるんですけど
その頃にも、この古代ルーン文字の授業を受けていました。
なので、この本とハリポタシリーズは
全てが繋がっているんです。
他にも、物語が始まってからも
一つの童話が終わると、その後に
その物語に寄せてと言う形で
全てホグワーツ魔法魔術学校の校長
アルバス・ダンブルドアが注釈をしてくれているという
大変豪華な作りになっています。
しかもね、その注釈の中で
魔法界の中で私たちには解らない用語が出てくると
文章に注を打ち
下に注釈としてその事柄についての説明が詳しく書かれてる。
なんなら、生物に関しての注釈だとすると
別冊の○○って本に詳しく書かれてます。
っていう風に、かなり本格的な作りなので
読んでると、ほんとに魔法界があるように錯覚しちゃいそうです(笑)
物語は1話目から順に
魔法使いとポンポン飛ぶポット
豊かな幸運の泉
毛だらけ心臓の魔法戦士
バビディ兎ちゃんとペチャクチャ切り株
三人兄弟の物語
の5話です。
物語の内容まで書いてるときりがありませんから
はしょりますが(~_~;)
どのお話も、魔法使いだからと言って
奇想天外なお話ではありません。
登場してくる魔法使いたちは
まるでマグル(人間)のように
自分の力で努力して問題を解決しようと
努力します。
そこが私たちが聞いてきた童話と
ちょっと違うところです。
もちろん、私ら日本人が昔から聞いてきた
民話や昔話の中には
努力をしているお話もありますよ♪
私が言いたいのは
魔法を使えるからと言って
ぐうたらしてていいってことがない
ということを
魔法使いたちも子供に教えてるってことです。
どの世界も子どもの教育って言うのは
原点が一緒なんでしょうね(^◇^)
最後に、この本の最後のあとがきには
こんなことも書いていました。
作者と出版社が共同で
児童ハイレベル・グループ(CHLG)という慈善団体を設立。
その団体に著者の版権料を全額寄付していると。
これからも番外編が出るでしょうか?!
そういう期待も膨らんできました(#^.^#)
あと、
この物語以外でも
ハリポタの話の中で
ホグワーツで実際に生徒が使った教科書が
実際に出版されていたり
魔法界の生物などの紹介をしている本などが
出版されてるみたいです。
どこまでもハリポタの世界を大切にし
あたかもそういう世界があるかのような
これらの本の数々は
私のようなファンを、物語が終わった今でも
ワクワクさせてくれます♪
引き続き
他の本も探したいと思います(^-^)