IH調理器具の電磁波を測ってみる | 海あっちゃー

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夏休み自由研究の続きみたいなもの
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このブログで何回か題材にしたIH調理器具は電磁波で加熱を行っているので、電磁界の測定が出来ます

オシロのプローブにコイルを取り付けて測定してみましょう

 

竹箸とビニール被覆線を使ってバラック組立、終端抵抗無しでやってみます

 

 

これを加熱中のやかんの側にもっていきます

 

 

まず火力1~9までの最弱、1で測定します

ひとマス10秒、画面全体で90秒間の様子です

 

 

出力は断続していて、さらに一定ではありません

ガスコンロの様に一定の火力が続いているのかと思っていましたが、かなり様子が違います

 

時間スケールをひとマス10μSにしてみると、ほぼ18μS周期の波形が見えます

55kHzの電磁波を使っているようです

でもこの波形だとかなり高調波がはいってますね

 

 

次に出力を中間の5にしてみました

やはり出力は断続しているようですが連続している時間が長くなっています

 

 

時間スケールをひとマス10μSにしてみると先ほどより振幅が大きくなり、周期も伸びています

周期は約27μS、約37KHzの電磁波になっています

かなりの高調波を含んでいそうな波形なのは変わらずです

 

 

正確な測定が出来るプローブではありませんが、色々と知らない事が見えてきました