太平洋戦争の激戦地硫黄島です。現在の姿は国土地理院のホームページから見ることが出来ます。
隆起を続けているこの島の昔の姿はどうだったのでしょう?アメリカ海軍が上陸作戦前に撮影した写真が Naval History and Heritage Command のホームページで公開されています。
Naval History and Heritage Command 1945
この時点では島の東半分の海岸線は磯で上陸作戦には向かない地形だったことが解ります。
二つの飛行場を拡大してみましょう
まずは元山飛行場
Naval History and Heritage Command 1945
集落のあった場所に切り開いた滑走路が見えます。地面は一面穴だらけで、既に激しい空襲を受けていたことが解ります。
続いて千鳥飛行場
Naval History and Heritage Command 1945
こちらは激しい爆撃で破壊され、修復を既に諦めているように見えます。
この時点で島には2万人の守備隊が居るはずなのですが、まったくその様子が見えません。皆坑道に潜んでいたのです。
厳しい戦争準備の様子をうかがうことが出来ます。
