「有難うございました」
夫の声が聞こえます。
「がんばったね」
「元気そう」
帰ってこれた。よかった。朝と同じ天井だ。
「痛み止めが入っているので、切れて痛かったら言ってください」
「後ほど詳しい説明に先生がいらっしゃるので、お待ちください」
と看護師さん。
「よかった。よかった。お帰り」と夫。
「ただいま、今何時?」
「お昼くらいかな?」
・・・・・おなか減った。
術前に主治医が「みんな終わると言うのよ、おなかすいたって」って
冗談じゃなかったんだ。
「何時からごはん食べれるのかな?」
「お昼はすぎちゃっているから夜からじゃない?確認しようか?」
確認してもらったところ3時まで飲料水は禁止で、食事も通常通り夕食からとの説明で、うがいはいいですよ。と言われたけど。手術後の胸から下はサポーターのようなもので固められていて、足には静脈瘤ができないようにサポーターがまかれて動けない状態。
どうやってうがい。無理だ。
もんもんとしながら、喉のめちゃめちゃな渇きをこらえながら
ようやく15時。
お水おいしい。生き返る。
それにしても、この胸のサポーター食い込んできて痛すぎ。
確認でいらした看護師さんに訴えると、今日はこれでとのこと。
傷より、こっち。と思いながら、夕方の先生の説明を待ちました。