現在は下書きに戻していますが
以前何度も「環境が大切」とか
「出会いが大切」と書いてきました。
不登校5年から学校へ再登校する大変さは
実際に経験した人しか分からないかも
しれません。
息子の場合は小学校低学年からの
不登校で、再登校するまで授業を受けた
経験も殆どなかったですし、
みんなが小学校の勉強を終えている
中に一人、全く勉強していない自分が
入ることも勇気が必要だったと思います。
当時はそれほど深く考えず、ただ送って
行くこと、なんとか学校に慣れて欲しい
ことだけを考えていたような気がします。
振り返ると学校の協力がなかったら、
再不登校になっていてもおかしく
ない状況でした。
最初は個別に小学校の復習から
勉強をしました。
一番最初に勉強を教えてくださった先生
の授業が思いのほか楽しかったようで
その後授業が好きになっていきます。
息子は褒められることでやる気が出る
タイプだということを見抜いて下さって
先生から沢山褒めてもらったこと、
できないことを克服するわけではなくて、
できていることを認めてくださったことが
息子には合っていました。
厳しい先生もいましたし、
学校へ行きたくないという日も
ありましたが、その厳しい先生から
「声」を褒められました。
再登校初期、クラスで一言も
声を出すことができなかった息子。
その時も、先生の計らいで放送係を
やるように誘導して下さりました。
クラスメイトが息子の声を初めて聴いたのは
お昼の放送でした。
そして声を褒められた息子は
「声楽を習いたい」と言います。
声楽は、コロナで個人レッスンが
出来なくなるまで約5年間続けました。
喋ることが出来なかった息子に放送係を
勧めてくれたこと、更に声を褒めて
くださったこと、そのほかにも
少し、配慮をしてくれたことで
その後に繋がっていきました。
読んで頂きましてありがとうございます。