〔出自に絡む差別〕になぜ生き残る道がないかとサラマが思うか、その予想を披露してみんとする指差し

 

まあ、私の友達ってのには、たいがい、お酒の肴としてこういうことを無責任に話したりするのが好きなわけで、酒の席のネタ程度の予想で聞いていただきたいのですがひらめき

 

「差別行動がどんどん巧妙になっている」傾向があることを書いてみたのが〔1〕、「一見、〔性別〕なり〔出自〕なり〔人種〕なりで差別しているように見える行動も少し深く掘り込んでみると動機はそこではない」ことを書いたのが〔2〕なんですがね。

 

こういう傾向が進むとその先にどういう世界が待ち受けているかというと、

乱世よ、乱世真顔

そして、その後、焼け野原は平たくなるというのがサラマの予想よ。

 

だってさ、

ひと昔のように「俺たちの大陸から去れや、この黄色いアジアンビーッチ!」みたいなアウトワードを浴びせたり、生卵投げつけたり(私がスペインに留学している時期にイギリスでそういうこと実際にあったわ)みたいなことはもうできないんですよ。

〔出自に絡む差別〕が「あれ?いまの発言微妙にアウトじゃね?悪い意図はなかった?この人ただ無礼なだけ?」くらい収まるようになってくると、今度は、単に出自にかかわらずその相手のアウトプット批判したり、性格の不一致から距離を置くといった行動と差別の区別がつけにくくなると思いませんか?

 

〔出自に絡む差別〕があからさまでなくなるということは、職場というシーンにて、単純に能力不足で評価がついてこないだけの人に「私が〇〇人だからこういう扱いを受けているのだ」だとか「人種的に差別されている」だとかってことを言いだしやすい土壌を与えることになるわけです。

こういう勘違い傾向はおそらく、状況を適切な解像度で理解できない人に顕著というか、職場で求められる能力を持っている人よりも求められる能力を持っていない人たちのほうに起きやすいわけで、かなり頻発する事態ではないかと予想するのです。

結局、非ヨーロッパ人にとって同じことやるならば自分の国で同じ仕事をするよりもヨーロッパのほうがずっと稼ぎがいいという事実がある以上、なにがなんでもその職を手放したくない人ってのは確実にいて「私は仕事面ではしっかりできているのに、ヨーロッパ人でないから、仕事上のパフォーマンスに言いがかりをつけて私を解雇しようとしているのだ」という筋で押してくる人は、増えることはあっても減ることはないのではないかと思う私なのです。

ヤクザの鉄砲玉みたいな人も必ず出てきて、ヨーロッパ住みの日本人が「職場環境に不満はあるけれども、今の待遇を失いたくないから波風立てまい」と損得感情から黙っているかたわら、彼らは、どうせあがいてもこの職場に残れないならばそれならばー!!と、組織に痛手を負わせるべくいろんなことをことを表沙汰にしたり、大きな問題に発展させたりするなんてこもありそう知らんぷり

 

まさに、〔出自に絡む差別〕でギリギリラインを攻めたい人たちと〔出自に絡む差別〕でもないことをなんでもかんでもを揚げ足をとって言葉狩りのごとく「差別だ」「差別だ」と騒ぎ立てる人たちの攻防による乱世やん。


「ちょっとでも誤解を招く発言は自分の首を絞める」ことが理解されだしたのちは、ポリコレが行きつくところまで行き、〔出自に絡む差別〕どころか他人に物申すこと自体がやりにくい世の中がきたりして、マイナス発言自体をアウトとして刈り取る世の中では〔出自に絡む差別〕も一緒に刈り取られるという、ねあんぐり

 

まあそんな時代いつくんの?って話なんですが。

 

ヨーロッパはおそらく、外国人に対する就労条件をどんどんと変えて、結局EU脱退したイギリスみたいに高度人材しか受け入れにくくする方向に舵をきると思うのですが(ていうか今でもそういう方向よね)、少子化で働き手がいなくなるのはヨーロッパ諸国も日本も同じです。

特に特定分野においては外国人労働力を受け入れざるを得ないのは必至でそうなると融和的にやっていかざるを得ないのも必至。

今後、ヨーロッパが大枠の流れではどういうふうにやっていくのだろうと興味をひかれているサラマなのでしたあ指差し


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