4月30日

自生のキエビネを観たくて隣県まで出かけた。

 

ちょっと藪を分け入り 急斜面の雑木林を登ると 

ぱっと輝く塊が見えた・・・

 

キエビネ(黄海老根)

昨年の葉が大きく地表に広がり

40cm程伸びた花茎に10個ほどの花が付いている

エビネより大きめの花は心持ち下向きに咲き

圧倒的な存在感で華やいでいた

 

 

思ってもいない花に出会えた・・・

ハラン(葉蘭)

植栽され料理の脇役のイメージだが 花は意外に面白い

花は地下茎の鱗片葉の腋から出て直径2.5cm程 外側の花被片は8個 

内側は赤紫色の柱頭が蓋をしているので 中にある雄蕊は見えないが 

柱頭の四隅に4箇所の細い穴があり小さい虫が出入りして受粉するそうだ

 

 

水辺を好むクルミは・・・

オニグルミ(鬼胡桃)

雌雄同株  雄花序は葉腋から垂れ下がり

雌花序は本年枝の先に伸び 数個つく花の先が二つに割れ赤い柱頭が鮮やかだ

食べれるので実を採り殻にして割って食べたことはあるが 花は初めてだった

 

 

その他周りには・・・

コンロンソウ

ムラサキコマノツメ

コケイラン

杉の大木にはカヤランなど

見るものいっぱいの楽しい山里だった