先日は、台風21号が猛威をふるい、北海道では大きな地震があり、各地で大きな被害が出ました。
天災はどうしようもないと知りながらも、被害の状況を知るとやるせない気持ちになります。
振り返れば、日照り続きの7、8月でした。
夏野菜が例年より早く終わりを迎えていきました。
人の人生は平均何十年ですが、野菜の一生はとても短く。
その一生を傍で見て、命のはかなさとみずみずしさを感じ。
秋は、燃えるような夏の季節を越えて、たまった熱をゆっくりと冷ましながら、厳しい寒さに耐えるための準備をする季節。
夏には夏の、秋には秋の、実りがあり、心身を癒し、鍛えてくれる。
季節の巡りは、人の体と心の巡りでもあるんやな、と最近になってようやくわかりました。
冬ニンジンや秋野菜の準備も徐々に進んでいます。
べか菜や小松菜、水菜に小かぶ、レタスとルッコラ、などなど。
秋は、同じものを春に育てているとわかるのですが、成長のスピードや食味が違います。
春よりゆっくり、のんびり育ちます。
作り手のわれわれと、似たようなスピードで、ちょっとホッとします。
種まきの合間に、秋の空を見上げたら、
一匹の蜘蛛が、空に昇っていました。
その姿は、なんだかどこまでも高く、どこまでも遠くに歩いていくように見えて、少し羨ましく感じ。
いつも見る蜘蛛が、ずっときれいに、力強く感じ。
それも、秋やからかなぁ、とぼんやりする午後のひとときでした。
《お知らせ》
今月のマルシェはお休みさせていただきます。
10月は地元京丹後や宝塚に出店予定です。
詳しくは、後日改めてお知らせいたします
(^_^)/