(プチ悲報のため、適宜割愛ください)
2/11の復帰戦を目指していたクラックオブドーン(GⅠサラ)が、また一頓挫となった。
クラックオブドーン3歳牡 父サトノクラウン、母クラックシード、中館厩舎、2/11生
新馬戦開幕週。日曜の東京芝1,400mの新馬戦で接戦を制したクラックオブドーンは
前途洋々の船出を切った、かに見えた。
しかし、その後ダリア賞を目指すも体調不良。
~7/22昨日(木)速めを追ったあと、ケアを施しながら様子を見てきましたが、夏負けのような症状が続いており、体調がいまひとつに映ります。そのため、ここは無理せず、8月6日(土)新潟・ダリア賞(OP・芝1400m)への出走は見送るうえ、次走を白紙に戻し、追分Fリリーバレーまで移動して立て直すことになりました。
続いて、サウジアラビアRCを目指すも、また前脚が腫れてしまう。
~9/22 本日9月22日(木)右前脚のエコー検査を行いました。腱・靭帯・屈腱に損傷は認められず、皮下の炎症との診断でした。回復にしっかりと専念するため、次走は白紙に戻し、~「獣医師の話では、『打撲といった突発的な原因ではなく、蓄積疲労やもともとの走り方がジワジワと影響し、速めを追うことで表れたと思われます』
更に、来週の2/11の誕生日に出走を目指していたが、フレグモーネとなってしまった。
~2/1 昨日(火)左後肢にフレグモーネの症状が認められました。現在は騎乗調教を控えてもいるため、来週2月11日(祝・土)東京・芝1400m戦への出走は見送ります。
「出走を間近に控えるなか、またもアクシデントとなり、大変申し訳ございません。この時期はフレグモーネが出がちなため、ウッドチップコースでの調整はできる限り控えており、原因となるような傷も特に見当たらなかったのですが…。体質的に弱さを残しているのかもしれませんね。~」(中舘調教師)
いやいや。。馬名は「夜明け」の意。
新馬勝ちで既に朝を迎えたはずだったが、本当の意味での夜明けは未だなのだろう。
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一口クラブにおいて、1頭の新馬勝ちに歓喜して、次世代の馬を安易に買い増すのは
控えるべき・・と思っている。このケースは一つの例だろう。
これまでGⅠサラでは、プロキシマ、バイマイサイド、ルコルセール、ピュアブラッド。
これらは全て3歳の5月最終週以降に、追い詰められながら何とか勝ち上がってきた。
(1口1百万円の40口馬が、3歳8月の小倉勝ち。これはこれで熱かった)
一転、クラックオブドーンは18Mの馬が、2歳の6月の開幕週に初勝利となった。
(筆者は単純な性格のため)、これには結構舞い上がってしまった。
減損リスクが減ったため、次の1歳馬に2頭出資してしまったが、やはりまだ最初の1勝目に
過ぎなかった。次の1戦を見極めてからでも、遅くなかったかな・・と回顧している。
その後、グリーンでハーツコンチェルトが勝った時も、まだ次世代は手を出していない。
ある程度勝ってもらい、返って来た資金をまたそのクラブの一口に回すのが好循環だろう。
3度目の頓挫となってしまったが、山元トレセンと中館厩舎がきちんと調整してくれて
努力してくれているのは良く感じる。クラックオブドーンの再起に期待していきたい。