ダービー卿CT、大阪杯レビュー | 競馬予想。

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ダービー卿CT(予想

 

なにがまさかかって、◎アルナシームがどん尻からの競馬だったこと。1800mにせよ前走は4番手、3勝クラスに至っては逃げ切り勝ちの馬がこうなると誰が予測出来ようか笑。ペースがそれでも流れてくれれば一縷の望みだが、テンの3Fが35.4では完全に詰み。案の定のいったいったの決着。当てにならない馬というのは承知の上と書いていたにせよ、この競馬だと予想の徒労感はなかなかのものである。

 

それは置いといたにしてもこの日の芝レースを見てると差し優勢の傾向が出ていて、それまで1日中馬場傾向を見て直前まで判断を待ってると、逆の意味で予想の難しかった競馬になったのではないか。

 

パラレルヴィジョンは多数いた前走1着馬。そりゃその中から走る馬も出てくるだろう。今回は馬体重‐16㎏。5歳にしてデビュー以来最低体重で、結果論だがそれがここへの勝負がかりの度合いだったのかなと思う。故にちょっとこれは立て直しに時間がかかりそう。

 

馬券外からの巻き返し組が2,3着。アスクコンナモンダは前走11番人気で本命にして4着、今回は大幅に人気を上げて3着。目を付けられてからでは遅いと思ってたが、配当的には引き続き本命で狙ってても全く問題なかった。難しいもんだ。

 

エエヤンも昨年NZT勝ち馬でその時以来の中山、そのまたマイルでの馬券内率が異常に高いデムーロでもあっただけに、巻き返す下地は十分にあった。途中からハナを奪うというのも脚の使わせ方という点からすると絶妙で、やはりこのコースの何かを他の騎手より掴んでいるのだろう。ただ成績からはもう少し人気が下かと思ってたが。

 

 

大阪杯(予想


まずは◎ソールオリエンスから。ローシャムパークが上がってったのについた形だが、3角時点で前にいた有力処の中で最初に手応えが怪しくなる。馬体重-10kgで輸送減りがあった感じ。パドックもそう良くも見えず、状態面に難ありで勝負以前の問題だった模様。長距離輸送も初めてではないのが、古馬にもなってこういうことが起こるものなのか。結構自信あっただけにこれはちょい凹んだ。


そもそもこの馬、これがデビュー以来最低体重で成長があまり見られない。早熟というより、まだ体の線が力強さに欠ける感じで、むしろこれからなのかもしれないが。地元関東なら成長云々は別にして買えるときもあるかも。


レース自体は道中の動きも多く、騎手の意図が交錯した良レースだったように思う。ベラジオオペラは距離短縮で先行。ラスト1F12.2のラップをよく残したもの。三賞で言えば殊勲賞。


ローシャムパークはこの内枠でどうかと思ってたが、乗り方としては非常に正解。これもかなり長い脚を使っている。三賞で言えば技能賞。


穴推しルージュエヴァイユ激走。実績から見限り禁物その通りの走り。元々これも当てにならないのが多いジャスタウェイ産駒。一時この馬も安定していたように見えた時期もあったが、本領発揮といったところか。馬もさることながら褒められるべきは鞍上菅原明良。インを捌いての3着だったが、一つ前のレースでも同じような競馬で大穴を出しており、概ね外が伸びてた中で一人着眼点の違う競馬ぶりだった。三賞で言えば敢闘賞。


最も不可解だったのは1番人気タスティエーラ。誰がいけなかったのか、松山か? ルージュエヴァイユも松山からの乗り替わりで走ってるし、一見騎手のせいではなさげなよくわからない負け方が多すぎるのよ松山弘平。騎手も馬もカド番か。


そんなわけで漸くレース当日になって前週の振り返りを終えて、予想の方へ。