馬越は以前、ウォーターオブウマコシという商品を販売したことがある。

馬越がパッケージになっているお水だ。

200本があっという間に売れた。みんなお水が好きなんだなと思った。

 

そんなことをバイト先の人に話したとき、その人が興味深い話しをしてくれた。

 

「お水には軟水と硬水がある」

 

初耳だった。なんだそれは。

バイト先の人は飲めば味の違いが分かるとも言っていた。

馬越ももちろん普段お水を飲むことはあるが味のことなんて考えたこともなかった。

むしろお水に味はないものと思っていた。

 

「お水にも味がある。」

 

その言葉が頭から離れなくなった。

夜に思い出して水道のお水を飲んでみた。

味なんてない。

 

次の日、近くのスーパーにミネラルウォーターを買いに行った。

確かに軟水と硬水があった。

家に帰って飲み比べてみた。

うん、なんか、違う気がする。

 

ただパッケージを見てそんな気分になっているだけかもしれないのでそれぞれをコップに入れて「利き水」をやってみた。

軟水硬水を別のコップに入れてシャッフルした。

 

飲み比べる。うん違う味だ。

右が軟水、左が硬水のような気がする。

 

しかし、そもそもコップの種類が違うため、それで答えが分かってしまう。

透明のグラスが軟水、マグカップが硬水だ。

馬越の記憶力をなめるな。

 

でもお水にも味がある。そのことは確認できた。

 

世界には不思議なことがたくさんある。

今回のことでまた世界の広さを感じることができた。

こうして馬越はまたひとつ世界に近づいたのだ。

 

それではまた!イェア!!