いつもは遅くとも3月中には越冬場から離れたヤリタナゴを釣って色づきを確認していたが、今年は色々とあって4月になってしまった。

 

そんなわけで、本日、今年に入って初めて県下の春の定番スポットを訪れてみた。

 

五尺のウキ仕掛けの1号秋田狐のスレバリに自家製黄身練りを付け、小さな用水路を流し始める。

 

先日の大雨の影響が残っていて水は濁っており、時折表層に上がってくる乗っ込みブナ以外は全く魚影は見えない。

 

普段はこちら側が見えない所でしかアタリがないので、かえって好都合だと思いながら流し続けたが、全くアタらないので少し上流へ移動してみた。

 

すると、小橋の下流で待望のアタリがあり、小気味いい引きを見せて標準サイズのヤリタナゴのオスが上がってきた。

 

だが、期待していた婚姻色は薄かった。今年の春はやっぱり遅いのかな?

 

 

その後、ポツリポツリとヤリタナゴが続いたが、どれも色は薄かった。

 

縁起のいい7尾を目指したが、どうしても最後の一尾は釣れなかったので、6尾で納竿し、いざ釣果を撮影しようとしたところ、ちょっとしたサプライズが起こっていた。

 

通常どのたなごも釣った直後が婚姻色が最も濃く、鮮やかで、バケツの中に入れていると薄れてくるものだが、今回は逆で、リリース直前が最も濃くなっていた。

 

すっかり色づいていたヤリタナゴのオスたち

 

これはきっと雨の影響で白濁していた水のせいだろう。ブラックバスでさえ白濁した水の中では真っ白になるくらいだから。

 

程よい釣果を楽しめた上、この時期本来の婚姻色が見られ、満足の桜咲く晴れた好日だった。

 

この日の釣果。全てオスだった。