2022年秋の本州遠征は、いわばフナの旅だった。各地でフナ類のサンプリングのための釣りをし、その合間にダントウボウやカラドジョウといった未釣魚種を釣り上げたが、さらにその合間を縫って、たなご釣り場の新規開拓や、これまでに開拓したポイントでのたなご釣りの満喫もしたので、まとめてみた。
青森県西部のいつものスポットでは、今秋もシロヒレタビラ釣りを楽しむことができた。自家製黄身練り使用。
昨秋に見つけた上流部のヤリタナゴスポットは、流れが強すぎてアタリもなかったので、その少し下流を流したところ、ヤリタナゴはわずか一尾で、代わりに小ぶりなシロヒレが来た。やっぱりここまで上ってきているんだなと思った。
今年はさらにシロヒレの新規スポットを開拓できた。この地域は春の代掻きの濁りと増水がひどいので春は敬遠することにしたが、このスポットならひょっとしたら春も釣れるかもしれないなと思った。
秋田県では、キタノアカヒレタビラの棲む水路をまた一本新規開拓できた。これだけの水路を今まで見過ごしていたことに驚いた。自家製黄身練り使用。
同じ水路の下流ではキタアカは一尾だけで残りはヤリだった。
同県内の開拓済みの一つの水路の二箇所のスポットで釣ったキタノアカヒレタビラのオスたち。自家製黄身練り使用。
北日本太平洋側で今春に見つけたタナゴのベストスポットを再訪すると、国内外来種であるカネヒラが上がった。産卵母貝である二枚貝は春も秋も使われて大丈夫かなと心配になった。
そのカネヒラに押され気味ながらも、タナゴは秋でもここに居着いていることが確認できた。マルキュー黄身練り使用。
ほとんどがカネヒラの釣果
二年前に見つけた宮城のカネヒラスポットでは、今年も楽しんで登校時間前にそそくさと消えた後、下流を探索したところ、もっと釣れるスポットを発見した。マルキュー黄身練り使用。
新潟ではヤリタナゴとカネヒラが釣れる新規水路を二本開拓できた。マルキュー黄身練り使用。
さらに同県内の別の場所では、良型ヤリタナゴが入れ食いで釣れるスポットを開拓できた。マルキュー黄身練り使用。
霞ヶ浦のいつものスポットでは、オオタナゴは一尾しか釣れず、代わりに大きなアメナマが何度も掛かり、挙げ句の果てには人生三尾目のダントウボウが釣れてハンドランディング時に竿を折り、終了。マルキュー黄身練り使用。
今春に開拓した北陸のミナミアカヒレタビラ水路では、26尾目にやっと小さなミナアカが釣れ、他はタイリクバラタナゴ一尾とヤリタナゴだった。前日の別のスポットでもスレだったがやはり26番目に同サイズのミナアカが釣れたので、ここでのミナアカの比率はこれくらいなのだろう。マルキュー黄身練り使用。
そのタイバラの一尾。この旅での唯一のタイバラとなった。
岐阜県では、アブラボテとヤリタナゴが釣れる水路を偶然見つけた。マルキュー黄身練り使用。
岡山では、毎回寄りたくなるようなカネヒラスポットを加えることができた。アカムシ使用。
旅の締めは今年もやはりいつもの福岡県内のポイントでのヤリタナゴ。一年前のスポットではハリが大きかったせいか掛かりが悪かったので、二年前のスポット近くで釣り、短時間で50尾揃えることができたが、人目につきやすかったのでソワソワしながらの釣りとなった。なお、今回もイチモンジタナゴは混らなかった。マルキュー黄身練り使用。