本州某所で初ヒナモロコを手にした後、大きく移動し、北日本某所を流れるある川に到着。狙いはウケクチウグイだった。

 

実はこの川には昨年秋にも足を運び、実績のあるポイントで釣りを試みたのだが、季節の違いのせいか、いる気配が感じられず、ボウズに終わっていた。

 

今回は少し上流の、昨秋以降に見つけた実績ポイントに釣り場を移しての釣行となった。

 

前日の大雨のせいで増水し濁りが入っていたが、釣りが成立しないほどではなかった。流れがきつくなっていたので、入江でまずは狙ってみることにした。普段はおそらく浅すぎてダメなようなポイントだった。

 

使ったのはミディアムライトスピニングタックルで、ルアーは、その前にある魚を狙うために使っていた、グラスミノーS夜光/ピンクバックを1/8 oz ジグヘッドと組み合わせたものをそのまま使った。濁りが入っていたのでちょうどいいと思った。

 

まずは左岸側にキャスト。ロッドを立てて比較的スローリトリーブ。ノーヒット。次に右岸側にキャストしてみた。

 

巻き始めてすぐに抵抗を感じた。根掛かりだろうか。ロッドを煽ってみる。

 

すると、ゆっくり動いた。それに続いて明らかに物ではない動き。魚だ! 初ブルトラウトを掛けた時のようだった。そう言えばあの時も入江だった。

 

それにしても重厚な引きだ。かなりデカイなと思った。

 

デカさに任せて入江の中をジグザグに逃げ回っている。ボサに突っ込まないようになんとかかわしているうちに、やがて姿を現した。

 

ウケクチウグイだ! 他の川も含めると一年かけて三度目の正直でようやくヒットにこぎつけた。バレないでくれと祈りながら寄せ、ランディングネットで掬うと、すっぽり収まった。やったー!と思わず叫んでいた。

 

それにしても2投目でヒットするとは。しかも大型。約60センチあった。ポイントの情報提供者の方には感謝に堪えない。

 

初めて釣ったウケクチウグイ、約60センチ

 

初ウケクチウグイの俯瞰

 

初ウケクチウグイの腹側

 

初ウケクチウグイの受け口

 

初ウケクチウグイの正面

 

初ウケクチウグイ別影。マルタなんかと同じような婚姻色のパターンが角度によっては見られた。

 

撮影後、少々蘇生に時間がかかったものの、無事に入江に戻って行った。いるところにはいるものの、貴重な魚なのでこの先追うことはないだろう。

 

ウグイ属の一種で日本固有種。最大全長は80センチほどで、海には降らず、食性は魚食性が強いとされている。研究者による発見自体は1963年のことだったが、サンプル数が少ないことから、2000年にようやく新種登録されたという魚種だ。

 

ところで、釣って手に取った時に、カナダのノーザンパイクミノーに似ていると感じるだろうかということに我ながら興味があった。だが、正直なところ、そうは感じなかった。そんな独特な顔を直にとくと見られて、魚種ハンター冥利に尽きる朝だった。