ルイジアナ州南東部のバイユーで一日半かけて初アリゲーターガーを釣り終えた翌日は、同州内のミシシッピー川にかかるある発電用ダムの下流でコクレンソウギョ、それにあわよくばでスポッティドガーを狙った。

スクリューテールグラブのトップ&ボトムリグと発泡仕掛けでコクレンを、食パンでソウギョを狙ったが、朝から夕方まで粘って全く空振りに終わった。

釣れたのはチャネルキャットフィッシュフレッシュウォータードラム、人生ニ尾目の一気にサイズアップしたメートル近いロングノーズガーブルーキャットフィッシュだけだった。ロングノーズガーはホントにたくさんいて、ティラピアのフィレーで釣ったが、コクレン用の発泡仕掛けにもヒットしたのには驚いた。きっと白い発泡材で水の中に浮遊していたフックが魚か何かに見えたのだろう。

その翌日はテキサス州に入り、ヒューストンのアカデミーでライセンスを購入後、2012 年3月以来となるバーカー遊水地でスポッティドガーを狙ったが、夕方最後に一尾バラシただけに終わった。

その翌日、大遠征も残り3日半となったので、ここでしか釣れないグレーレッドホースとメキシカンテトラを優先することにした。向かった先は州南西部のサンアントニオ郊外を流れるメディナリバー。

橋の下が深いプールになっていて、上流側の一人分のスペースに入ってキヂをぶっ込むとすぐにアタリがあったが、残念ながらその後釣れ続けたのはグレーレッドホースではなくロングイヤーサンフィッシュだった。

プールの底にはこればっかりなので流れ込みを10 番フックのドボン仕掛けでキヂをエサにチェックすると、ロングイヤーサンフィッシュに混じってメキシカンテトラが思いがけず釣れてきて驚いたと同時に、オースティンに行かずに済んでもうかったと思った。

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初めて釣ったメキシカンテトラ。アブラビレが確かにあった。


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初メキシカンテトラの顔。さすがにカラシンの仲間だけあってピラニアみたいな顎だなと思った。


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初メキシカンテトラの俯瞰


カラシン目カラシン科 Astyanax 属。最大全長 12 センチ。アブラビレを持つ。メキシコ、グアテマラが主な分布域だが、アメリカのニューメキシコ州とテキサス州のニューセスリバー、リオグランデリバー、ペコスリバー水系にも分布し、またテキサス州内のエドワーズ台地に移植され定着している。域内では一般的に見られる。クリークや大中小河川の岩底または砂底のプールやバックウォーター、泉、洞窟などに棲む。雑食性。


メキシカンテトラのハビタット。テキサス州南部。


初メキシカンテトラの別影