アラバマ州中部のカハバリバーで初ロックダーターを釣った翌日は、早朝からこの川の上流にある支流を訪ねた。狙いはブラックバスの一種のレッドアイカハババスだった。

プールの流れ込みに立ってバークレーのパールホワイトリボンテールグラブにスティンガーフック (アシストフック) を付けたものをキャスト開始。

リトリーブの最後の方で岸近くから何かがバイトしたが乗らなかった。

そして左岸に平行にキャストして木のオーバーハングの下を引いている時にヒット! 岸にゴボウ抜きにしようか一瞬迷って上流側へ寄せたのが失敗だった。少し巻き取りが足りない状態でロッドを立てて取り込みに入ろうとしたのでラインに少したるみが出てしまい、水面で暴れた瞬間に痛恨のバラシ。

その後バラシが尾を引いてあせってしまい、オーバーハングにラインが絡んでルアーを失ってしまった。

そこでホリデー小継に 10 番フックのフカセ仕掛けを結び、キヂの鉢巻にチョンガケしてさっきヒットがあったオーバーハングの下を狙ったが、ロングイヤーサンフィッシュが来た後はアタリがないので、右手のプール最上流部に沈んでいる大きな倒木の上流側へ投入した。

すぐにアタリがあり、一回目は空振りでエサを取られたが、二投目で少し間を置いてアワセたところ、しっかりとした手ごたえ。ファイトの感じからサンフィッシュではないなと思ったが、水面に出てきたのはやはり待望のレッドアイカハババスだった。思わず「釣れたー」と叫んでいた。ネットで取り込んだ。

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初めて釣ったレッドアイカハババス


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レッドアイカハババスの別影。体側のバンドパターンはラージマウスバスとはかなり違う。


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レッドアイカハババスの尾びれ。上下端が白いのが特徴。


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レッドアイカハババスの背びれ。第一背びれは低い弧を描き第二背びれと深くつながっている。


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レッドアイカハババスの舌。中央付近に歯斑があって触ると引っ掛かりを感じた。


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レッドアイカハババスの俯瞰



初カハババスの腹側


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レッドアイカハババスの別影


スズキ目サンフィッシュ科ミクロプテルス属。かつてはクーサバスと共にレッドアイバスと呼ばれていたが、2013年の論文によって二つの種類に細分された。目は必ずしも赤くない。オレンジ色の尾びれの上端と下端が白いのが特徴。また通常舌に歯斑がある。上顎は目を越えない。テネシーリバーを除くアラバマ州北部とジョージア州北部に主に分布している(レッドアイバスとして)。域内では一般的な魚種。最大全長 47 センチ。クリークや中小河川の岩底の平瀬やプールを好む。無脊椎動物および脊椎動物食性。


カハババスのハビタット


これでブラックバス全7種類制覇!となるところだったが、この前に釣ったショールバスが実はスポッティドバスだったことが後でわかったので、全ブラックバス制覇は来年以降におあずけとなった。