スモールマウスバッファローを釣った日の翌日もあいにくの雨模様だったが、予定通り次のターゲットのスポッティドバスを求めて、ルイスビルのモーテルから南西に1時間半ほどのところにあるパラクシーリバーという川へ行ってみた。

流れのある場所を好むと聞いていたので、ちょっとした落ち込みから始めた。タックルはライトスピニングにエコギアグラスミノー SS サイズオリーブカラーのキャロライナリグだった。

そして第一投目からいきなりヒット! これは話ができすぎていると思ったら、案の定スポッティドバスではなくニジマスだった。放流魚だろうが、ヒレはきれいだった。

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外道とは言え幸先のいい一尾だったが、その後は続かず、そこから下流へ数百メートルほど釣り下ったが、岩盤底に無数に泳ぐミノーの未成魚以外は全く魚の気配がなく、ブルヘッドミノーというブラントノーズミノーファットヘッドミノーと同属の魚がかわいそうに背中にぐさりとヘラ改良スレ8号が刺さって釣れただけだった。もう少し時間があれば、そして雨があれほど降って来なければこの魚もじっくり狙ってみたかったが叶わなかった。でもいることがわかっただけでも収穫だった。

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スレで釣れたブルヘッドミノー


元の場所に戻り、同じ落ち込みからニ尾目のニジマスが釣れたもののスポッティドバスは流れの中にはいないと判断し、温存していた上流側の堰のプールをくまなくチェックすることにした。ルアーのカラーは夜光グローに替えていた。

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この日ニ尾目のニジマス


堰のスロープギリギリにキャストし、フォールで誘ってからトイッチでリトリーブを繰り返していると、ついにヒット! やがて見えて来たのは確かにバスだ。ただし、それは目的のスポッティドバスにしてはあまりにも口の大きな、ラージマウスバスだった。

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40 センチクラスのラージーを釣ってこんなに落胆するアングラーも珍しいだろうが、この、目よりもはるかに後ろまで伸びた上顎がこんなにも恨めしく思えたことはなかった。


そしてその後この日三尾目のニジマスをロングリリースした後、再びバスがヒット! これはちょっと細目に見えたので今度こそはと思ったが、またしてもラージーで、しかも尻びれにスレだった。

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その後ヒットもなくなったので、雨脚が強くなる中、プールの下流端に群れているミノーをタナゴ用ウキ仕掛けでマルキューのヤマベチューブハエをエサに狙ってみた。そして難なく数尾釣れ、帰りの駄賃は稼げた。

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初めて釣ったレッドシャイナー


帰ってから同定を試みた結果、テキサスで一番一般的なミノーであるレッドシャイナーと結論した。未成魚だが形態的にはしっかりと丸みのある特徴を示していた。

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この日三尾目のレッドシャイナー


コイ目コイ科キプリネラ属の魚で、カナダにもいるスポットフィンシャイナーと同属。最大全長 7.5 センチ。アメリカ合衆国のグレートプレーンズ (大平原) 南部からメキシコ北部にかけて広く分布する。繁殖期のオスで特に胸びれ、尻びれ、尾びれと鰓ぶたの後方が赤くなることからこの名が付いている。河川、ストリーム、クリークのプールと瀬の両方に棲み、貯水池にも適応している。無脊椎動物食性、植物食性およびベントス食性。日本でもレッドトップホースミノーあるいはレッドトップミノーの名前で観賞魚として流通している。

この後比較的近くにあるレイクウェザフォードという貯水池へ寄って二度目のイエローバスへのチャレンジを雨の中敢行したが、一回目よりもさらに悪くノーバイトで終わってイエローバスはまたいつかの機会までのおあずけとなった。

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2013 年 10 月にテキサス州のサンアントニオリバーで釣ったレッドシャイナー

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同日に釣れた少し大きめの個体


レッドシャイナーのハビタット