朝6時半過ぎに目が覚めた。体調は悪くはなかった。バナナとホットドッグ用のパンを2個食べた後、少し道を進むとほぼ川が直角に曲がっているスポットを発見。ちょうど駐車スペースも路肩にあった。

身支度を整え、薄暗い河原へ降りた。水の中に立ちこみ、流心を流す。流れきった所がちょうど大きな岩の側になっていた。

しばらく待ったがアタリがないのでここはダメかなと思った瞬間、グンというアタリ。最初の首ふりは普通だったのでそれほど大きくないと思ったのだが、その後全く浮いてこないのでこれは大きいなと思った。

そして持っていたラインがスーっと持って行かれ、釣友ケンからもらったフライリールが初めてドラグを鳴らした。その後はポンピングとリーリングで対処し、早朝の無人の川での長いファイトはこちらの勝利に終わった。



メジャーをあてると、49 センチもあった。48 センチからの記録更新である。

この直後一大アクシデント発生。リーダーを引っ張ってフライラインをロッドをから出そうとしたところ、ポキっと言ったのでおそるおそるロッドを見上げると、なんとポッキリ折れていた。あまりに鋭角に曲げてしまったのだ。途方に暮れるしかなかった。

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しばらく思案した後、現地での応急修理も無理だとわかったので釣りはこれで終わりにして、とりあえず下流のポイントを見ておくことにした。

一通り探索後、上流に戻り給油していたところ、道路の向こう側にあるタックルショップの看板が目に入った。少し迷ったがロッドの適当なのがあったら買うことにして店に入った。

小さな店で8本くらいのフライロッドがあり、ドラゴンフライのロッドとアメリカのメーカーの安物が置いてあった。ドラゴンフライの方は折れたロッドより安いシリーズのもので、エクスペディションという名前だった。9フィート5ウエイトのものを取り、ガイドがまっすぐなことを確かめてレジへ持っていった。

レジの女性店主はなぜか心配そうな顔で上を見ていたので、不思議に思いながら上を見ると、大きなファンが天井からぶら下がっていた。ロッドをぶつけないでよかった。一日二本も折れたのでは縁起が悪すぎだ。70 ドルプラスタックスで無事購入した。

思いがけず再び釣りができるようになり、再び中流域後半部に向かった。さっき見つけておいた河原への入り口から降りて行くと乗用車には通過不可能なでこぼこ道があり、その後玉石の河原に出た。そのまま河原を進み、川のすぐ近くに停めた。

まずは上流の落ち込みからチェックした。いてもおかしくない深さだったがアタリなし。新しいロッドは硬めで前のロッドよりキャストしやすかった。難なく美しいナローループができた。

下流へ下り、岸にぶつかってできた落ち込みを丹念に探った。左の巻き返しの部分との境目あたりでよくヒットがあり、なんとか1尾ゲットし、3尾ほどバラした。この時はすでに14 番のフライに替えていた。

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その後車で下流へ移動し、崖を降りて河原に降りた。まず目の前の深みを探ったがアタリはなかったので上流へ移動した。ここは今朝対岸から 49 センチをあげた場所だった。

長い流域に渡って魚が居着いており、逆風が非常に強くなる中、ニジマスを含む4尾をゲット。

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この後上流のプールへ移動し、上流端の落ち込みから釣り始め、コンスタントにヒットがあり、3尾ゲットの後、再び一つ下のポイントに戻り、さっきチェックしなかった下流を試してみた。2尾ゲット。ドラッグが今ひとつ効かなかったせいで1尾大物をバラしたが、記録には達していないサイズだった。

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風も収まる気配がなかったので5時過ぎに納竿し家路に着いた。結局土日で 20 尾のマウンテンホワイトフィッシュとレインボー1尾を釣った。最初は12 番のフライだけ使う予定だったので14 番は6個しか持って行かなかったが結局最後までもったのでよかった。やはりこのフライは14 番がベストだとわかった。ロッドが折れるハプニングがあったり、日曜の午後からの強風には閉口したが、記録更新もできていい週末だった。