映画にもなった小説「マジソン郡の橋」のおかげで一躍脚光を浴びるようになった屋根付きの橋であるが、私の住んでいたキッチナーの近くにも実は一つあった。グランドリバーにかかるキッシングブリッジがそれだ。

うまっこのブログ


オンタリオ州で唯一の屋根付き橋とのことで、少し離れたところに専用駐車場まであったが、郊外の人目につかない場所に架かっているせいか、あまり知られていないようだった。実際に訪れて目の当たりにすると実に美しい橋だった。

この橋を知ったのは、釣りのポイントを開拓していた時だった。と言うのも、アメリカでもそのようだが、カナダでは川岸がほとんど個人の私有地なので、オカッパリで釣りができるのは川に面した公園か、橋の下の道路プラス路肩の幅分だけということになる。したがって、おのずと釣り場開拓が橋の開拓になるわけだ。ちなみにこの橋の周りはあまりいい釣りのポイントではなかった。