連日の雨で、なかなか思うように仕事が進みません。
雨の合間に、防除作業(消毒)をしました。
だいぶ以前にも少し書きましたが、使っている農薬について説明しようと思います。
産直農家のブログなので、農薬のことを書くと、商品のみかんのイメージが悪くなるかもわかりませんが、無農薬や有機栽培ではないので、農薬は使っています。
でも隠したってダメでしょ。
こんな農薬をこんな風に使っているってわかった方が、消毒について何もわからないよりは、少しは安心しませんか?
なので、少しですが、記事にしてみます。
農薬って、その目的や農作物の種類などによって、さまざまなものがあります。
まず、『そうか病』っていう、皮の表面がブツブツで、ひどいときには金平糖のようにトゲトゲの形のみかんができてしまう病気があります。
これは畑全園ではなく、一部の園地に多く発生したりしますので、よく発生する園地だけ、防除作業をします。
この対策として、『デランフロアブル』という農薬を、新芽が出る春と、花が満開後に花びらが散った後に散布します。
次に、『黒点病』というのがあります。
これは、皮の表面に黒い点々が付着して、見た目が悪くなる病気です。
写真右側のみかん、黒い細かい点々がたくさんあるでしょ。
黒点の予防には、『ジマンダイセン』を主に使います。
『そうか病』も『黒点病』も、中の果肉にはまったく影響がないのですが、見た目が悪く、商品価値が激減します。
では、それらの農薬の、使い方などの決まりを説明していきます。
防除~農薬について(2) へつづく。