さて、今日は、戦隊ロボの立体物に関するコラムを書きます。
半世紀近い戦隊の歴史において、一番のターニングポイントとなるのが、平成に突入した90年代前半の作品群ですね。
ファイブマンがマンネリ化して人気が大きく低迷したのを、ドラマ重視の次作のジェットマンで大きく飛躍させ、王道路線に戻したジュウレンからパワレンシリーズとして海外進出を果たすまでに人気再燃させたのが、この時期の特徴です。
以後、ダイレン、カクレあたりまで、その流れを引き継ぐようになりましたけど、そんな節目の時期だけに、この時期の戦隊ロボは、立体物においてもかなり優遇されてる印象があります。
そこで、ここ5~6年ほどの90年代前半の戦隊ロボの再商品化状況について書きます。
- ファイブマン関連:なし
- ジェットマン関連:イカロス&ガルーダともSMP化
- ジュウレン関連:大獣神&ドラゴンシーザー&ブラキオンの3体とも、すべて超合金魂&SMPの両方発売済み
- ダイレン関連:大連王&ウォンタイガーはDX玩具復刻&SMP化、ダイムゲンもSMPの受注開始
- カクレ関連:獣将ファイター以外の全メインユニット(ツバサマル&ニンジャマン含めて)はすべてSMP化済み
改めて書いてみると、ファイブマン関連は人気的にしょうがないとはいえ、この時期の戦隊ロボのほとんどの機体が、近年、再商品化されてることがわかります。
DX関連および、超合金魂関連に関しては、やっぱりパワレン需要もあってか、頭一つ抜けてジュウレン関連が強い印象がありますけど、ダイレンも25周年のタイミングで当時のDX玩具を戦隊職人枠で復刻してます。
とはいえ、せめてここは普通に超合金魂でもよかったような印象ですね。
長年、こうしたマニア向けのアイテムが出しづらかった印象のある過去の戦隊ロボが、ここ数年で一気にラインナップを増やしつつあることからも、SMPシリーズの存在は大きく感じます。
ギミック面でも、当時の玩具で実現できなかった要素が多数見受けられ、リアルさを追求してる造形ともども、それだけ時代の進歩を感じるといえます。
出るかどうか微妙だったニンジャマンがしっかりラインナップされ、先日にはダイムゲンの予約も始まりましたけど、商品化フラグの立ちつつあるテトラボーイはともかく、あとは残るファイブマン関連、大神龍、獣将ファイター関連のSMPもしっかり出してほしいと思ってます。
そして、90年代後半の作品も、すでに前半のメインロボが発売済みのメガレン&55Vに加えて(メガボイジャー&ウインガーとビクトリーマーズも待ってます!)、あとはオーレン、カーレン、ギンガで埋まりますね。
以上、放送から30年前後を経た今、再注目を浴びつつある、伝説の90年代前半の戦隊ロボの再商品化に関するコラムでした。