つぼみが咲きひらくとき
私は旦那さんに何をしてあげれるだろう
旦那さんの心を助けてあげたい
昨年10月、CTでの検査
すでにつぼみはふくらみ始めていた
胸膜に撒かれた種はもう芽を出してしまった
ずっと頑張ってきたのに
4か月ぶりの今日、芽は倍に大きくなっていた
たった4か月で…
一昨年の夏、原発の腫瘍はつぼみが咲き開き、まるできれいな花の様だった
このつぼみもまた咲き始めてる
旦那さんの心を踏み躙る様に
私達を底なし沼に引きずり込む様に
検査結果を聞いて
旦那さんはケモ室へ
私は書類を提出しに受付に
泣いちゃだめだ
泣いちゃだめだ…
さっきまで一緒にいたのに旦那さんの顔が見たくて見たくて走ってケモ室へ行った
カーテンを開けて旦那さんの顔を見たらやっぱり悔しくて泣きだしてしまった
旦那さんは
『ちきしょー！まだいけると思ったんだけどなー！ だけどこれでaikaのブログのネタができたな
！俺はその為にガン細胞を成長させてやったぜ
！』
！俺はその為にガン細胞を成長させてやったぜ！』旦那さんの精一杯の強がり…
一番泣きたいのは自分なのに
ニッコリ笑うなんてずるい…
彼はとても強い人
そしてどこまでも優しく穏やかな人
あの笑顔を見たら悔しくて悲しくてなによりも愛おしくて抱きしめて離したくなくなってしまう
泣いてる私に
『ごめんな、辛い思いさせて…俺頑張るからね』
頭をポンポンって。
自分のことより私を心配するところ
昔からずっと変わってない
悔しくて泣きたいはずなのに
旦那さんはいつも私を包んでくれる
ふんわり温かい手で私の涙を拭いてくれた
『aikaがそばにいてくれるから頑張る』って。
今日はいっぱい泣いたから
今度は私が包んであげる番
だから私が守ってあげる。
明日は笑っておはようって言おう
いっぱいいっぱい愛してること伝えよう
そして
旦那さんの泣ける場所を作ってあげたい
そんな存在でありたい
お揃いのNIKE
今度は何を揃えようかな
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