修理に出して約10日。電源が切れないで電池が消耗してしまう問題はメーカーは「現象が出ない」の一点張りで見込み修理で基盤交換となった。
事後に思ったが見込み修理を行う前にもどしてもらって、サービス窓口で現象を出してその場で見せつけてさしもどしてやろうか?とも思ったんだけど(その場で出して見せられるほどの頻度はあったはず)、地方の工場から送ってまた戻しての時間のロスもあるだろうし、その結果を聞いた電話口ではそこまで機転が回らず、見込み修理に応じる事になってしまった。
結果はファームウェアバージョン1.03にて電源が切れない問題は一度も起きなくなった。(外部フラッシュを使う撮影も多くあったがそれでも問題は起きず)よって基盤に何らかの不具合があったと思われるのだが、単なる不良だったか、こっそり対策部品に変えられたかは定かで無い。

一方、AFの不具合の問題は相変わらず。
だいたいAF調整機能を弄ると、どんどん調子が変になっていくようだ。
とにかくローカルエリアでもマルチエリアでも後ピン前ピンが多すぎる。それはどのレンズでも条件は同じだと思われる。後ピンは背景に引っぱられるのだろうか?前ピンは何も無い場所にピントを合わせに行くようである。いずれにせよ、逆光気味の際に現象が起こりがちだ(極端な逆光なら仕方無いが、単に白っぽい壁とか、わずかなレベルでそんないちいち誤測距されてちゃかなわない・・・とにかく誤測距率が非常に高く、信頼性にきわめて乏しい)

AFはあてにならない・・・って事で、DMFを使うも、AFが確定しないとシャッターが切れないで困ったり、確実なピントを確認するために画面拡大ができるものの、あたらめてレリーズを押し込むととAFが動作してしまい、再び誤測距の位置にピントが戻ってしまい(そう、合わない部分には何度やり直して原因不明の誤測距が起こる場合も多々ある)どう操作したら良いのか難儀甚だしい。(①DMFにてAF→②自動的にMF切り替え→③ピント拡大、MFで微調整→④AF/MF切り替えでMFに→⑤レリーズ・・・こういう5段階プロセスをいちいち行わないといけないのはきわめて煩雑すぎて1枚1枚に実行しきれない・・・つまり④をわすれると③をしたのがパーになる)ごく普通にMFの際にレリーズ半押しで設定したフォーカスエリアを中心に画面の一部を拡大する機能を付けてくれるのが一番スマートだがαの操作系はそういった一連撮影動作の連携などは何も考えられておらず、単なる多機能の博覧会的な羅列しかされていないのだ。(あきれる)
たしか上述と同様の機能がすでにどっかのメーカーのデジカメでは実現されてたと思うが、測距点が拡大されると全体を見渡せない問題が生じ、構図がずれてないか心配が生じたり、例えば草花なら風などによるなびき具合、虫なら歩いてる位置など、人物なら表情のタイミングをつかめなかったりする。それを解消すべく押してる間だけ部分拡大をやめて全体表示に戻るボタンが別途あると機能としてはパーフェクトになるだろうか。(プレビューボタンで仕上がりプレビューとして全体表示になるのが最も適当ではないだろうか)(①DMFにてAF→②自動でMF切り替え&自動でピント拡大、MFで微調整→③レリーズ(再度構図確認が必要ならプレビューボタン)・・・現状ではまず、ピント拡大機能一つとっても、ローカルエリアとちゃんと連動してなくて非常に困惑である)

そんな感じで動体への追随にはそれなりのポテンシャルは見受けられるが、単純に静止したものを確実に捉える事がきわめて不完全すぎる稚拙なAFシステムである。

ピント確認のための一翼としてピーキング機能というのがあるが、これはコントラストの際立った部分に縁取りができるものだ。最初は「これは使えるのでは?」と期待したが、コントラストが際立つ=ピント合焦とは必ずしも一致しないので、いまいちあてにならない。たとえば、キラキラ光るものが多い絵だと、合焦してなくても縁取りが無数に出ちゃってピント確認どころじゃなくなるし、縁取りが出る範囲も広めに設定されてるのか、完全にピントが合ってなくても縁取りは出るわけで、精密なピント確認が間違いなく行える機能ではない。

11月29日にファームウェアがバージョンアップして1.04になった。早速バージョンアップしたがファームウェアアップの結果はまだよく検証してない。
EVF・背面モニターの表示切替の遅さとフォーカスエリアの選択がもたつく点はカメラとして致命的な問題だったが、説明ではその辺も改善のためのバージョンアップとの事で使えるレベルに改善されてる事に期待したい。

サーキットでレーシングカーを撮影してみても、大撮でファインダー中心の撮影をしてみても、とにかくその点がネックで撮影フィーリングに愕然とさせられてるもんで、これがすっきりと改善されなければこのカメラと長くは付き合えないだろう。
(AFそのものは早いが被写体発見からの立ち上がりが遅く、それでシャッターチャンスを逃す率が高いのだ)

AF以外では、RAW+JPEGでJPEGのサイズが最大しか選べないってのが、ホントお粗末すぎてまるで意味が無い。(速報用、あるいは現場で撮って出し用の小さいJPEGと大伸ばしや画像編集用のRAW・・・というのがRAW+JPEGを使う最も考えられうる用途ではないのか?Sonyの設計はそんな事一つにも配慮できないのか?馬鹿すぎやしないか?設計センス無さすぎだ)

カメラそのものの問題ではないが、2400万画素というのが、自宅のパソコンの限界を超えてるようで、シルキーピックスでバッチ処理で現像をしかけても必ず途中でエラーで止まっている。(こんな事は今まで無かった)エラーでストップしないまでも2400万画素もあると夜就寝前に仕掛けて、朝には上がってるようなレベルではなく、1500枚もあれば24時間丸一日ぐらいかかってしまう。

RAWはやめる事も検討したみたが、画質に歴然とした差が出るようなのでJEPGオンリーは私的には考えにくい。(解像度・階調再現)
そういった見地からするとRAWは1500万画素程度が現実的なところからする必要最大MAXだ。

やはり、α55の基本構成をそのままに操作系を抜本的にマニアックに練り直した中級機が私的には最も待望であるが、ソニーαの製品作りの方向性としてはそういうのって出そうも無いよね・・・。(そういうのってペンタックスあたりの十八番だね)

補記:ファームウェア1.04。250枚ほどの撮影では何が変わったか良くわからなかったが、相変わらずフォーカスポイントの切り替えはもたつくのはさして変わらず、1.03では気になった事がなかった後ダイヤルによる絞り値の可変がものすごく反応が鈍くなってむしろレスポンスは改悪されたのでは?とさえ感じた。
ダイヤルをいくら回しても全く絞り値が変わらない事もあり、撮影中に焦ってしまう一幕もあった。

補記2:AFがあまりにあてにならないので、いろいろ試してみてるが追尾フォーカスにするとまた少し傾向が変わり、公然とした誤測距(大はずし)は多少減ったかもしれないが、相変わらずシャキッと来ない写真ばかりオンパレードな状況はさして改善されない。ちなみに大はずしすると何度ピント合わせなおしても正しく合焦しない場合が多く、救いようがない。「ここ一番」という時にAF合焦の次の瞬間、設定したフォーカスエリア部分を中心に画面を部分拡大してくれる機能があれば、補正も楽なのだが、なぜそういった連携動作がとりやすいような操作系になってないのだろうか?はっきり言ってソニーの設計してるヤツって写真なんか撮った事なんかほとんど無いような奴らが牛耳ってやってるんじゃないか?としか考えようがない。こんなカメラを中級機にしてるようじゃ、いつまで経っても、家電レベルの製品しか出せないだろう。(ちなみに同じ撮影現場で別のデジタル一眼などに持ち換え撮ると不思議ときちんと撮れてたりする。これを状態を“異常”と認識できないソニー)