我らの仮面ライダーを狙うショッカー本部の送った次なる使者は怪人トカゲロン(CV・堀田真三)と怪人大軍団。
この第13話を以て、本郷猛役の藤岡弘は正式に一時降板となり、次回第2クールから装いも一新して、新しい仮面ライダーこと一文字隼人として佐々木剛が主役となります。
旧1号編オーラスの今回は後にシネマスコープ版に焼き直しされて、「ゴーゴー!仮面ライダー」として劇場公開。これが仮面ライダーシリーズ初の劇場公開作品。
今回の新怪人トカゲロンは前後の怪人と比較しても怪獣然としたスーツなのは、仮面ライダーも巨大化すると言う案があったからだそうです。
なお、今回は後の節目の作品の定番となる再生怪人軍団が登場。蜘蛛男からヤモゲラスまでの総計10人の怪人がトカゲロンと共に仮面ライダーに襲いかかります。
さて、今回ショッカーは、原子力発電所を破壊して、放射能を漏れさせる事により、東京の壊滅を狙う恐るべき計画。しかし、発電所侵入を試みた蝙蝠男とさそり男はバーリアに阻まれて侵入に失敗します。またまた羽根があるのにジャンプするだけで飛ばない蝙蝠男に成長がありませんw
これに対してショッカーはバーリア破壊ボール(なんでわざわざボールやw)でのバーリア破壊を狙いますが、普通の怪人では20mも投げる事も蹴り飛ばす事も不可能。蹴ったら爆発しないんですかねえ(ゲス顔
そこで、白羽の矢が立ったのが、有名なサッカー選手である野本健(演ずるは名悪役の堀田真三)。この野本は己の才能を自負して弱小チームのチームメイトは見下すは、少年ファンにはごっつい愛想悪いわと、まさにぐう畜野郎。
こいつをカメレオン男と蜘蛛男(口から粘性の糸を吐く新機能搭載)を捕獲。野本は毒トカゲの特性も植え付けられたトカゲ男「トカゲロン」として、生まれ変わったのだ!
一方、11話の結婚からの新婚生活もひと段落の滝和也がアミーゴに現れる。まだゲスト扱いですが、今回から最終回まで滝和也はずーっと出る事になります。そんな滝を迎えて、前述の原子力発電所の件を新聞で知った一同はショッカーが裏側に居ると睨む。
当然、本郷は「諸般の都合により」一番乗りで原発へ。滝とルリ子さんも見張りとして協力。すると、不審な車が原子力研究所周辺をウロチョロ。ルリ子と滝は追跡して、とある豪邸に。滝が忍び込むと、そこには過去のショッカー怪人の人形が。館の主に睨まれたんで滝は退散するも、怪人は全て本物。尚且つ、館の主は件に野本ことトカゲロン。トカゲロンを合わせると11人の怪人軍団。すなわち、野本時代と同じく、トカゲロンはかつてライダーに敗れた弱者どもを率いる立場って事。
さて、帰途についた滝とルリ子をトカゲロンが襲う。滝が重傷を負うピンチに仮面ライダーが参上!しかし、トカゲロンの殺人シュートで放たれた岩石の直撃を受けて敗退してしまった。
入院してしまった滝。ライダーも敗北した今、彼は満身創痍の身体を押してショッカーのアジトへ。彼はFBIの捜査官だったようだ。
その頃、ライダーは立花さんと特訓。崖の上から何度も岩を投げてもらう内に、ライダーキックのエネルギーを二倍にして、打ち返す極意を会得した。
滝と合流したライダーは、トカゲロンと怪人軍団が襲う原子力研究所に直行。ついに、11人の怪人軍団との決戦となる。
しかし、「再生怪人はオリジナルより落ちる」と言う法則通り、まるで普段の戦闘員が怪人の皮を被った程度の働きしか見せない。結果…ありゃりゃりゃあ><
業を煮やしたトカゲロンは、バリア破壊ボールを殺人シュートでライダーに放つ!おい、バリアー破壊の件はどうなる。
「電光ライダーキック!!」
特訓の末に編み出された新キックがボールを蹴り返し、トカゲロンと怪人軍団は壊滅した。
ラスト、立ち去ろうとする仮面ライダーとルリ子さんの目と目が合うシーンが印象的。
これにて、本郷猛とはしばしのお別れと相成ります。