七対子(チートイツ)
面前聴牌 2飜
晒しあり 晒すことができない
通称 チートイ (ニコニコ)
役の成立条件:
7つの対子を完成させる。
対子を6つ作れば聴牌で、
必ず単騎待ちになります。
麻雀の上がり形のなかで、2つだけ
4面子1雀頭ではないものがあります。
そのうちの1つが、この七対子です。
対子(同じ種類の牌2個)を集めることから
「ニコニコ(2個2個)」と呼ばれることもあります。
同じ種類の対子がある(つまり同じ種類の牌が4枚ある)
場合は、通常上がることができません。
場の取決めにより「4枚チートイあり」となっている場合は
同じ牌4枚を2組の対子とすることができますが、カンを
してしまうと、嶺上牌を引いてきて手牌が14枚(上がり時
15枚)になるので、七対子はできなくなります。
滅多に採用されていないと思いますので、覚えなくても
大丈夫です。
結論までは読み飛ばしても大丈夫です。
点数の計算で説明したように、七対子は一律50符で
計算されます。
しかし、50符というのは、昔の点数計算
(子1600点、親2400点)から逆算した符数であり、
この計算に沿うと七対子は50符1飜ということになります。
ですが、今のルールでは、七対子は2飜です。
しかしながら、七対子だけで上がった場合の点数は、
子1600点、親2400点と、50符1飜の場合と
変わりません。
便宜上、七対子は25符2飜ということになります。
1飜は、「×2」ですから、50符1飜と同じであることが
分かっていただけると思います。
符計算は切り上げることになっていますが、
この場合は切り上げ無しです。
結論を言うと、七対子の点数はこのようになります。
子 親
七対子だけ 1600点 2400点
+1飜 3200点 4800点
+2飜 6400点 9600点
+3飜 8000点 12000点
+4飜 12000点 18000点
+6飜 16000点 24000点
+9飜 24000点 36000点
+11飜 32000点 48000点
七対子は2飜役ですので、+3飜で満貫になるわけです。
手牌の例

4枚の9ピンを2組の対子とみなすことは通常のルールでは認められない

上がった時点で4ピンの対子が2つになってしまうので、
通常のルールでは認められない
