困ったことになった、、

ご存知の方も多いと思うが、今年に入ってから「ワシントン条約」なる国際条約が改正されたのである
迂闊にもこの情報を察知してなんだアカラは、「ぼんくら」と言われても反論できません( ;∀;)

ちなみに「ワシントン条約」とは、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」通称CITES、である。




だから何?であるね、、、。

ギター少年(青年・壮年・老人含む)はご存知であろう俗称「ハカランダ」。

正式には「ブラジリアン・ローズウッド」という絶滅危惧された有名な木材種。
ブラジルを主な原産地とし、高級家具や楽器に普通に使われておったが、1960年代に乱獲による絶滅危機に瀕した事で
1992年にこのワシントン条約のリストⅠに登録され、晴れて全面輸出入規制となってしまった。

多くのギターメーカーはこれにて「ハカランダ」の使用が事実上不可能となり、以前に生産されたモデルは今では希少品として、ギター少年たちの(手の届かない)憧れのビンテージものとなって行く。

と、ここまではアカラには無関係の史実であるのだが、
問題はここからである。

今年の条約改正では、「ブラジリアン・ローズウッド」以外の全ての「ローズウッド」が規制の対象となってしまったのである。

じぇじぇじぇ、である(少し古い)

世に出回っているウクレレは、そのほとんどのモデルの指板(フレットボード)とブリッジは
このローズウッドで出来ておる訳です、、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ←これ初めて使いました


1月のしばらくは平穏だったが、2月位になると米国の関税と流通が混乱しだす、、、
発注した商品が届かない、、、
商社に回答求めても明確に答えない、、、

ここで初めて「ワシントン条約」が真犯人という事が判明したのである、、、
これには参りました。

米国から直接仕入れておるアカラ等の弱小企業は
国内の大手楽器店のように、「正規の手続き」など手を煩わして、これに対処なぞ出来ませんて、、

あれこれ手を回して、仕入商社と仕入ルートを変更して
今では何とか調達が出来るようになった訳だが、
一部商品は今でも販売できません、、、(泣)

コストも大きく変わってしまったわけで
すみません、そういう事で、近日価格改定予定です、、まじです。

この状況は、国内の楽器メーカーさんたちも困惑されておる様です
(輸出出来ませんから・・・)
又、ハワイの某ウクレレメーカーはローズウッドの替わりの木材種「メイプル」や「エボニー」
を使ったモデルの生産も始めております
(価格はやはり上がっていますね、、)

ちなみに、この規制が今後どのように推移してゆくのかは不明ですが、アカラはこれに忖度せずに頑張ってまいります。
 

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