輸液の体液移動をイメージするの3回目です。

以下も参照してください。

#輸液について
#輸液について②(体液移動をイメージする)


今回は1号液、3号液の話になります。

前回、ナトリウムを血管内に投与したら細胞外液に水が満たされると話しました。

では1.3号液ではどうなるか?

1号液は基本的にナトリウムの量が生理食塩液の半分です。ナトリウムが1リットル中に77から90mEq程度入ってます。

簡単に考えると生理食塩液の1/2の輸液効率になります。生理食塩液を1000mL投与したら血管内に250mLの水が残るように、1号液を1000mL投与したら125mL程度の水が残ります。

1号液はナトリウムの微調整に使われるイメージですね。高ナトリウム血症の際には1/4生理食塩液を使用することもあります。1号液とブドウ糖を1:1の割合で配合すればナトリウムが1/4になります。

維持輸液(3号液)は血管内に水分を維持する目的としてよりも1日に必要な最低限の水、糖分、電解質を補う目的が強いですが、輸液効率の話もします。
3号液にはナトリウム50mEqにカリウムが20mEq程度含まれています。
前回(#輸液について②(体液移動をイメージする))にもあるように、細胞壁は水しか移動出来ません。もちろんカリウムも移動出来ないと考えます。
なのでカリウムもナトリウムとしてイメージして3号液にはナトリウムが70mEq含まれていると考えましょう。
そうすると3号液は1号液とほぼ同じ、やや少ない程度の水を血管内に保持します。

あえて言うならカリウムが含まれているのでカリウム値には注意が必要です。
その点で、国家試験対策として開始液はカリウムを含まない輸液と習うのは正しいのかも知れません。

ただ、投与した薬がどこに移動する事は知らないと臨床では役に立ちませんね。

以上

 

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