亡くなった義母の葬儀が終わった。(もう2週間前か。早いな)


義母が亡くなってからその事について悲しいという感情が芽生えなかった私でも実際に葬儀に出ればその雰囲気も相まって違う感情が生まれるかな、と思っていた。


だけど実際は…


「無」


その雰囲気に飲まれることもなく、棺を見ても何とも思わず。


周りがすすり泣いている中、「わー皆泣いてるわ」と超他人事だったし本当に悲しさの一ミリもなくてそんな自分に自分自身が引いた。


それこそ義母が嫌いになる前のまだ仲が良かった昔の記憶さえイマイチ思い出せず。


そこでやっぱり確信したよね。


義母と私の関係は(私の中では)もう完全に終わっていたんだってことを。


葬式で泣く人は大抵その故人に対して後悔があるからで、後悔がない人は泣かない、みたいな文言をネットで見つけて、妙に納得した。


私には全く後悔がない。


ああしておけば良かった、こうしておけば良かった、っていうのがない。


なんか、残念なぐらい、ない。


昔からの教訓は、自分の事を故意に傷つける人、自分にとって害になる人とは徹底的に付き合わない。


何故かそんな技(?)が小学生ぐらいの時から自然に身についていたし、高校の時の教師が全く同じ事言っていてやっぱり自分は正しかったんだって思った。


義母との付き合いは15年になるけど、義母のことが無理になった出来事が起きたのが出会ってからまだ2年も経つか経たないかぐらいの時だったから、単純に計算しても13年間私は出来るだけ関わらないようにしてきた。


15年のうち、13年。


その間色々とトラブルがあったにも関わらず旦那も行動に移さずでこの関係を放置だったから、気持ちが離れてからあまりにも長い月日だったんだよね。


だから何の感情も生まれなかったのは必然と言えば必然なのかな。


まあ普通に考えても嫌いじゃなかった期間は遠い昔のたった2年間だし、その2年間濃い付き合いをしていたわけじゃないし(むしろ私が日本にいた期間も含んでるから)、別に大して良い思い出があるかといったらそうでもないから無理もないというか…


因みに実母に父方の祖母(実母からしたら姑)が亡くなった時悲しかったか聞いたら全く悲しくなかったと言っていたし、葬式でも泣けなかったらしいから、まあ血の繋がっていない姑の死ってそんなもんなんかな。


それよりもなによりも、私はやっぱりたくさんの人が集まる場はどうしても慣れない。って強く思った今回。


葬儀の後はコミセン兼パブみたいなところでrefreshmentがあったんだけど、別に席とかは決まってないから皆自由に座ったりウロウロしながら色んな人と立ち話したりっていうスタイルだからマジで行き場がなかった。


何年も知る親戚はまだしも、旦那でさえ10年以上会っていない遠い親戚、昔近所に住んでいた幼馴染家族、旦那の学生時代の友人…など数回会ったことがある程度か初めましての人たちばかり。


私は別に話したい人なんていないし、話す内容がまるでなし…


いつも旦那に、もっと皆と溶け込んで話してきなよ。知らない人ばかりじゃないんだからって言われるのが本当にストレス。


毎回思うんだけど、ネイティブじゃない私にとって、あまりよく知らない人と当たり障りのない会話をするってのが本当に至難の業なんだよね。


場所が日本でも、よく知らない人と積極的に会話するほど社交的じゃないしそんなおしゃべりなタイプでは全くないからさ…


だし、皆他に話す人がたくさんいる中わざわざよく知らない外国人の私に用なんてないと思われ。


旦那はそんな私にはお構いなしに楽しそうに会話していて私のことは完全に放置だし、そんな私は自動的に子供達の面倒を見ることになる。


パブの外には遊具があって、長男はいいけど2歳の次男にはちょっとまだ見てないと危ない遊具だから、ベンチもないところでずっと立ったまま、なんと4時間ほど外にいた私。


所々でパブの中に入る度に旦那はいろんな人に話しかけられるから子供たちの面倒見れんくてゴメンって言ってきたけど、夜は私は子供たち2人連れて先にホテルに帰ってお風呂入れて寝かせなきゃいけないことを知ってるんだから、日中はちょっとぐらい一緒に面倒見てくれてもいいんじゃないかと思ってイライラ。


夜の七時半前ぐらいになって、旦那が、この場所は七時半までしか貸切にしてないからこのあと別のパブに行くんだけど一緒に来る?って言ってきて、いやそこのパブ夜は子供入れないからそれってホテルに子供たち連れて帰ってねってことじゃん。子供たちの面倒見る人誰1人もいないんだから、私も一緒にパブに行くっていう選択肢ないじゃんって思って更にイライラ。


私と子供達は先にホテルに帰り、お風呂にいれ寝かしつけて。


なんか疲れ過ぎててなかなか寝付けなくて、やっと寝れたと思ったら夜中の3時にバタバタと音をたてながら帰ってくる旦那。


皆で飲むように置いておいたまだ新品の2リットルの水のボトルをグラスに注がず直で口をつけて飲みだしそれにもイラー!(酔っ払ってて本人は覚えてなかった)


翌朝すごい謝られたけど…


とにかく体力的にも精神的にもただただ疲れた一日。


それが葬儀の日の率直な感想でした。