【エロゲ】カミカゼ☆エクスプローラー:「慶司のメティス」まで 感想(前半)(ネタばれ) | つれづれマカロン

つれづれマカロン

46歳ひきこもりの
人生楽しみたい日々なのです


章サブタイトル「それぞれの夜」から、「慶司のメティス」までの感想です。ここまでプレイしていない方にはネタばれになります(*゚▽゚) 今回は4時間40分プレイしました。今までの総プレイ時間は14時間25分ですが、その割には進んでいません…。とりあえずこの「前半」で、「落ち着いた一日」の章までの感想をまとめます。

アルゴノートの初仕事を終えたそれぞれの夜。美汐は智に悩み相談。慶司はもう風花と付き合っているのかどうか、と…。智は「つきあってはいないと思う」と言うが、美汐は落ち込むばかり。風花は綺麗で優しくて強くて…。智は「お嬢様も一年生ではトップの人気を誇るのです」となだめる。ただ、傲慢お嬢様キャラのせいで皆言い出せないだけ。「傲慢キャラを辞めたいけど、奈緒の言うことは聞かなくてはいけない」と悩む美汐だった。

美汐傲慢ぶっているときと、こういう弱気なときの、ひとりで二度美味しいかわいいキャラ。一年生の中で人気があるのは、アルゴノートの初仕事の時に、依頼に来た女の子が美汐を見て「近くで見るとすごく綺麗」と言っていたことでも分かります(*゚▽゚) 奈緒は一見おもしろがって美汐に傲慢キャラをやらせているようにも思えますが、美汐曰く「傲慢を辞めたら、沙織先輩と対等に渡り合う自信がない」ということで、ちゃんと意味はあるみたいです。でも、「奈緒の言うことに間違いは今まで無かったんだし」とまで言うと「そうなの('-'*)?」とちょっとギモンに思ってしまいますが…。

沙織先輩をたたき台に、舌戦の特訓をするように奈緒に言われている美汐。沙織には申し訳なく思っている。それにしても、今日の沙織は羨ましかった、という美汐。慶司に抱きとめられて…

お嬢様特訓には「舌戦」も含まれているのですか(*゚▽゚) 厳しいな、お嬢様道。でも、あんなに反発しあっているように見えるのに、内心沙織にすまながっているなんて、そこも美汐の可愛いところです。…ところで、作中で智も突っ込んでましたが、沙織は慶司に抱きとめられたときにパンツ見えてたんですよね…それがうらやましい、と言ってしまえるなんて、相当重い恋の病です。

変わって、沙織と奈緒の部屋。仔猫をどうしたら…と悩んでいる沙織。名前をつけてやれ、という奈緒。「ケイジ」はどうだ?と言う奈緒に「どうして、ここで速瀬の名前が!」と焦る沙織。「ニコラス・ケイジからだぞ。沙織の中で『ケイジ』と言えば、もう『速瀬慶司』のことなんだな」とからかう奈緒。

この二人の部屋は本屋さんのように本でいっぱいだ、と風花が話していましたが、ほんとに背景が本棚でぎっしりだったので萌えました、本棚に(*゚▽゚) 奈緒はさぞかし毎日沙織をいじめて楽しんでいるんでしょうね…。「速瀬慶司なんて、あんな口先男」とツンツンする沙織に、「ケイジが怯えているぞ」というと「にゃあ? にゃあ!?」と慌てて仔猫をかまって、「いや、『ケイジ』じゃない~!!」とじたばたの沙織。奈緒じゃなくても可愛がりたくなります。ほんと、なんという奈緒得(*゚▽゚)~

今日のアルゴノートの活躍を琴羽に教えている風花。公平に話しているつもりらしいけど「速瀬くんが」「速瀬くんが」ばかり繰り返す風花。こんなに男子の話をする風花は初めて。どうして急にアルゴノートに入ったの?と訊くと「速瀬くんのお世話をしなくちゃ」とのこと。琴羽は思う。風花はうその付ける子じゃない。だから、気づいていないんだ。『恋』をしているということに…。

えーと、まず、どうでもいいことだけど、風花と琴羽が同室って、巨乳部屋ですね(*゚▽゚) 慶司は頭がいいけど恋愛には鈍い、という設定みたいだけど、それは風花も同じようです。この2人の恋愛ってじれったくなりそうだなー('-'*) 琴羽は「琴羽ルート」以外では、鈍い慶司が誰かとくっつくのをじーっと見守る係になるのか…。しんどそうです。それにしても、美汐・沙織・風花、と、きょう一日の活動で、美少女をゴロゴロゲットする慶司はすごい。

「琴羽ちゃんもアルゴノートに入ればいいのに」と無邪気に誘う風花。「慶司もいるし?」というと「琴羽ちゃんも速瀬くんが気になるんだ!」とまた無邪気。「速瀬くんが琴羽ちゃんの初恋?」と訊かれて「恋がわからない」と答える琴羽。「わたしもわからない」という風花に、琴羽は思う。風花は魅力的な女の子だけど、慶司は好奇心旺盛で、恋愛は無意識にスルーしている。「知り合いの女の子に、ずっと恋を意識して、努力している女の子がいるよ」という琴羽。

なんだかんだ言って、この子たち、みんな恋愛に関しては初心者さんばかりです。かわいいなー(*゚▽゚)~ 慶司の、何にでも好奇心旺盛で、それは『恋愛に勝る』恋愛はスルーしている、というのは女の子たちにとって実に厄介な特質です…('-'*) ときどきいるけどね、そういう男の子。そういう子に限って魅力的だったりするから困るんです…。琴羽の「ずっと努力している女の子」は「知り合い」と言いつつ自分のことかと思ったら、どうも慶司の妹のまなみのことらしいです。

制服よし! いりこ出汁よし! ワカモトよし! と入寮の準備を整えているまなみ。どう見ても兄に恋しているまなみをずっと見守ってきた両親。まさかこの歳になってもそのままだとは思いもしなかった。慶司はまなみの気持ちには気づいていない。頭は回るのに、女の子の気持ちには鈍感だから…。

いりこ出汁と強力ワカモトは何に使うんだろう?と思っていたらちゃんと作中でお父さんがツッコんでいました。ほっとした(*゚▽゚) まなみの気持ちに気づいていないのはもちろんのこと、ずっと家にあそびにきていた幼なじみの琴羽の気持ちにも気づかなかった慶司。「琴羽ちゃんも可哀想だったわ、なんのためにうちに来ていたと思っているのかしら」とお母さん。ラブコメのお約束・恋愛鈍感男もこうまでなるとイライラするな(*゚▽゚)

穏やかな一日の朝。琴羽は遅刻ぎりぎり。オシャレに時間をかけているという。思えば、ボリュームのある髪を綺麗にまとめているし、肌も唇も艶がある…。「なんか小奇麗にしてるな」というと琴羽にがっかりされる。風花は「『キミの瞳に乾杯』くらいのことは言えないの?」と何だかぶっとんだことを言っている。

オシャレと恋に関する常識人・琴羽と、ニブチン・慶司変な人・風花の取り合わせです。風花はオシャレに疎くて、髪型を琴羽に直してもらったりしているとか。いやいや、風花だって長い髪を充分に綺麗にまとめていますから。『キミの瞳に乾杯』のあと、「姫川はもしかして残念な子なのか?」「かなり」と話し合う琴羽と慶司はひどい。

一限目はメティスの選択授業。メティスパサーと一般人で教室が分かれる。風花と琴羽はメティスパサーの授業へ。慶司は、一度「アイギス」を出せたものの、それ以来さっぱりなので、一応一般人用の授業をうけることになる。

言及はありませんでしたけど、琴羽はやっぱりメティスパサーなんですね。慶司のように、一度だけ使えたけどその後使えない、というのは珍しい例だ、と朝比奈先生から言われます。メティスとは新しい腕のようなもので、ものを掴めたり取り落としたり、はあるけど腕が伸ばせない、ということはまず無いと。でも、慶司のメティスは(ここまでで予測できる範囲では)かなり特異なものですからね('-'*)

学食へ。美汐たちが席が空いている、と言うので、航平と一緒に相席させてもらうことに。名前を覚えていてもらったことで航平が感動していると、奈緒は「社交界では一度会ったひとの名前を覚えていないと失礼に当たるから…」という。あとから来た慶司たちが食事を取ってくると、美汐たちは食べずに待っていた。「あなたたちはわたしのゲスト。ゲストより先に食事を始めるホストがどこにいて?」

美汐の住まう世界の一端を垣間見せるエピソードです。航平も、「華やかなだけじゃないんだな…」と驚き顔。慶司は「学食でゲストもホストも無いと思うんだがな」とクールですが。でも、わたしは美汐のこういうところ、とても好きです。つくった傲慢なキャラでもなく、素の気弱なキャラでもなく、育ちによって身についた凛とした態度。真のお嬢様と言えるのでしょう。わたしも、家族よりも先に食事を始めてしまうクセを改めて見ようかな(*゚▽゚)

学食が美味しい、という話から料理の話へ。美汐の家では料理人がつくるのか?と訊くと「それはお客様のとき。普段は使用人がサッとつくる」と。そのうちのひとりは智だ、という。智の料理はすごく上手いと。奈緒は苦手かと思いきや、レシピさえあればその通りに作れる、という。慶司は、妹のまなみが一生懸命料理をしてくれるので自分はしない、という…。

あ、智と奈緒って、単なる美汐の取り巻きではなくて、祐天寺家の使用人だったんだ( ゚д゚ ) それならいつもの態度も説明がつく。奈緒の「レシピがあれば、その通りに作れる」というのもなるほどな、という感じです。策士キャラは料理下手、とつい思ってしまったんですけど…読まれていました(*゚▽゚) まなみについて慶司は「ひとつ年下だから、美汐や智と同い年」といいます。びっくり('-'*) そうかー、まなみがピンク髪でリボンで童顔で、あまりにも妹っぽいから失念していたけど、大人っぽい美汐や智と同学年だったんだ…。

放課後。美汐が生徒会室に呼び出されたから今日のアルゴノートの活動はおやすみです、と智が2年生の教室まで伝えに来てくれた。慶司が「事情があるんだろうな、単に呼び出されたから休みというのは美汐らしくない」というと、智は微笑む。その笑顔を風花や琴羽が可愛い!と褒める。智は「お二人のことをお嬢様は素敵だと言っていらして…」と慌てた風情。

普段落ち着いた佇まいの智が微笑んだのは、慶司が美汐をしっかり理解していると感じたからなんでしょうね。琴羽は「そんなに可愛いのに刀でシュパーとかして、ほんとにかっこいいよ」と褒めまくります。でも褒められ慣れていない智は、すごくあがってしまって…それが悲劇(?)を招くのですが。ところで、智って『あずまんが大王』の榊さんに似ているとわたしは思うんです。背が高くて、おっきな胸、大人しい。榊さんに似ているのに名前は「智」ってところが変なんですけど。

照れた智を見て、風花と琴羽は、「どうしよう、ほんとうに可愛い」「…何だかドキドキしてきた」と不穏な空気。慶司は「照れてるんだからいじめてやるなよ」とフォローする。「まあ、俺もこの可愛さはヤバイなーと思っていたけれど」 智は「先輩たち、みんな意地悪です!」と泣きながら走り去ってしまう。

何だかBGMまで変わって妖しげな雰囲気でした。このまま智が襲われかねないような。そして、慶司が止めをさしてしまいます('-'*) でも、かわいいかわいい。こんな後輩欲しいです…(*゚▽゚)~ 

智のことは可愛いけど、好きというのとは、まだ違う、という慶司。本当に好きなら「かわいい」なんて言えない、という。琴羽が「慶司の周りにも一人いるでしょ、そういう子が」いうと「まなみのことか」とすぐ返す慶司。「まなみの気持ち、気づいてる?」と訊くと、「あんなに頑張っているのに気づかないわけない。あいつが彼氏を連れてきたら、親父より前に俺が許さん!と言うだろうな」と慶司。「(ぜんぜんわかってない…)」と内心ため息の琴羽。

まなみの気持ちに「気づいてる」と慶司が言ってくれたときには、わたしも「えっ、嬉しい!」と思ったんです。まなみ、報われてるじゃない!と。それだけに、その直後の「彼氏を連れてきたら…」のくだりガックリきました('-'*) 普通のラブコメの主人公は頭良くなくて鈍感、が多いんですけど、慶司は頭良くて鈍感だからよけいイライラする~ それにしても、琴羽は自分も慶司のこと好きなのに、風花に気を遣ったりまなみの想いに気を遣ったり、よくできた女の子です(^-^)

長くなってしまったので、ここでいったん原稿を分けますね(^-^) 後半へ続く、です!


ペタしてね読者登録してね