ブンカツ、実は4月5月も溜まってるんだけどアセアセ
とりあえず7月まとめ。


7月のブンカツ




読んだ7冊の中でも必殺の1冊!


本ブスの自信の持ち方
山崎ナオコーラ

思わずトークイベントまで行ったほど衝撃だったこちら。

デビュー作が『人のセックスを笑うな』
にペンネームも相まってキワモノ扱いされた上に、新聞に無断で掲載された近影がかなり写りが悪いものだったのに一気にネットで拡散し、一時期は"山崎ナオコーラ ブス "と予測変換されるほど。

その拡散され無許可で転載されたサイト一つ一つ、管理者に掛け合い削除要請した、という顛末があったナオコーラさん。

自分は美人でなくブスなのは確かに認める。
ただ、「ブスのくせに表舞台に立つな」だの「ブスは自信持ってセンターに出てくるな」と非難されるのは区別ではなく明らかに差別だ。

自分の顔は変えられないけど、世の中の意識を変えていくしかない、と決意して連載を始めたのだとか。

これがもう、うんうんよくぞ言ってくれた!
モヤモヤしてたことが言語化されたと激しく頷くばかり。


以前、近しい人に
「そんな事(お得意様の接待)は(美人の)誰々さんに任せておけば」的なことを面と向かって言われた時の悲しい気持ちを思い出す。
(美人でないお前は引っ込んでろってことよね)


さすがにその時はブスという言葉ではなかったけど、美人がやる仕事、ブスがやる仕事、みたいな世界はあるんだよなーと。


もちろん「美人は得だよなぁ」なんて美人の気持ちも知らず勝手に言ったりすることもあるけれど。

(そこに男性の美醜については棚に上げて誰も何も言わない世間様がある)



実はこの本で初めて知った言葉というか概念があって。

"ノンバイナリージェンダー"

男でもない女でもない性。
もしくは男でもあり女でもある性。
Xジェンダーなどという言い方もあり。


ナオコーラさんはこの言葉を引き合いに出し

「男だからこうあるべき」
「女だからこうあるべき」

みたいに人をカテゴライズ、ラベリングすることの愚かさ、無意味さを指摘します。

自分の物差しだけで他人をカテゴライズするなということ。

ダイバーシティ(多様性)が謳われて数年経ち、メディアではLGBTやアスペルガーやADHDなど、見た目では分からない人の内面の多様さを理解しようとやたらと露出してきて「知識」としては広まりつつある昨今。


例えば私は子供の頃から人形やぬいぐるみにはとんと興味なく、欲しいおもちゃはマジンガーZの超合金だったりプラモだったり。

なぜ女子の持ち物は「赤とかピンク」に決まってるのか。私は青が好きだから女子で1人だけ青を使ってたり。
男子に混ざって三角ベースやったり公園の水溜りに落ちてメロメロになったエロ本を読んだりするのがこよなく好きだったのですが。

それを女子からは「男好き」と評されて
まあ仲間はずれにされていく訳なのです。

いわゆる「男子が好きそうなもの」を好きなだけなのに男子の気を引きたいからそう行動してるように思われてたんですね。

一方で女子が大好きな「恋バナ」にどうしても参加するのが嫌で、誰にも自分の好きな人の事を話さないでいるのも気に食わなかったのでしょう。
(今は恋バナ大好物ですけど、他人の)


本当に息苦しかった子供時代。


なぜ自分は男じゃないんだろうと悔しくて仕方なかった。
でも恋愛対象は常に男子だったりするんですよ。
それは自分の中で相反するものではないのに、
自分のアイデンティティと周囲のギャップとにいつも苦しんでいました。


今思うと男になりたいというよりは
「女でいること」のカテゴリーにいたくなかったのかな。


ノンバイナリージェンダー

モチロンこの言葉だって概念により人をカテゴライズするのは分かります。
でもそれによってモヤモヤした"なぜ?"に解が見つかった、と楽になる人がいるならいい事ではないか。




あと特に日本の女性の場合は
「お母さん」とカテゴライズされ苦悩する人も多いと思います。

お母さんは子供の為に自己犠牲を払うのは当たり前だという意識が欧米に比べて日本や韓国では多い気する。
お父さんとお母さんが同じことをすると、非難されるのは大抵お母さんの方。

遠征したり、大会に出て打ち上げ行って呑んで。
私が走り始めた頃の周囲の反応はとにかく
「お宅の家庭は大丈夫なの?」でした。

何故こんなに非難され、罪悪感を持たされる羽目になるのか。
お母さんが楽しく趣味に走ることを良しとしない層が一定数いるんですよね無意識に(ほぼ男性ですけど)。

あと自分の母親世代ね笑
文句言われまくってました。
(姑さんはめちゃくちゃ理解あり応援してくれてたのにな…)


まぁそんなことで。
だから私は血液型の話題も昔から好きではなくて。モチロン表立って嫌だなんて言わず適当に流しますがみんな好きなんですよね。

人をそんなざっくり4タイプに分けて語ることの一体何が楽しいのか。
星占いレベルでネタに話すのはよいけど、

「えー!?とてもじゃないけど同じ血液型とは思えない!」とか言われてもね笑
「俺B型だから!」と主張しがちな男性の多いこと多いこと笑

男でも女っぽいとされる部分があったっていいし
逆もまたしかりで、◯◯だからこう!なんて一方向だけから見て決めつけない方が楽しいじゃないか。
モチロン自戒も込めて。


そんな風に思えるチカラをもらえた一冊。




本よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門  清田隆之

恋バナ収集ユニット桃山商事代表の清田さんの著作。

こちらも購入しトークイベントに参加した本。
いや〜〜全人類に読んでほしい笑


頷き過ぎて首が痛くなること間違いなし。
「LOVE理論」をマクロな視点で語った性差の話。男性はこんな行動をするのは「何故なのか」を追求する。



と、ここまで書きながら友人に教えてもらったラジオの新番組を聴いてたんですよね。





この10月にJ-WAVEで始まった、イラストレーターたなかみさきさんパーソナリティで「夜の保健室」をコンセプトにした番組。


ここでは誰もが飾らない言葉で語りはじめる。
恋、仕事、家族、そして"性"のこと・・・
ようこそ深夜の保健室へ



先越された!笑笑


いや〜それがまさに今書いてた内容の話をしててビックリ!

たなかみさきさんはまだ男は黒で女は赤、なんて時代に黒いランドセルを背負って登校してたそう!
男とか女ってカテゴライズされることに違和感を感じ、、、


って共感しまくり!!
声もトーンが凄く落ち着いてて保健室の先生っぽい笑

番組中登場する会員制「猥談バー」も、前からずっと気になってて行きたいなーと思ってたのです。









書籍化まで、、、、笑笑



番組は今後も楽しみに聴きます!



こんな調子で4月5月8月9月のブンカツをまとめられる日が果たして来るんだろうか、、、