10月は観たいものがたくさんありすぎて、ぜんぜん観きれません💦

が!

石橋さんご出演の「どれミゼラブル!」は通ってます…f^_^;
東京が終わり、きょうは大阪楽。
ワタシも東京で4回観て…今日の大阪楽と、福岡楽、仙台3公演に行きますにやり←をい
だから体が色々たりてないんですけどね!!!
まさかこんなに10月に集中するなんて思わなかったんだもの💦

※以下ネタバレあります。

■コーポ・レミゼの愛しい人たち。
下北沢にあるシェアハウス「コーポ・レミゼ」には、売れない役者たちが集まって暮らしています。

・売れないお笑い劇団の芸人兼作家見習いのコムサ真二(関西ジャニーズJr. 室龍太さん)。
・夜は新宿二丁目のショーパブで働く、自称ミュージカル俳優の市河マサチカ(石垣佑磨さん)。
売れないアクション俳優のジャッキ・チェーン(はんにゃの金田さん)。
大部屋の歌舞伎役者、中村鶴若(早乙女友貴さん)。
休業中の前衛劇団を主宰するアングラ俳優の安具楽秀樹(石橋さん!)。

そして、亡くなった両親からコーポ・レミゼを受け継いだ管理人の西家松子(岩田華怜さん)。
家賃を滞納する彼らに悩んで、松子が迎えることにした新たな住人が、広島から上京してきた俳優志望の田中守(宇宙Six/ジャニーズJr.の松本幸大さん)です。

個々のキャラが物凄い立っているので、下手をするとキャラもの舞台になってしまいそうですが。そこを演出の池田さんが良い塩梅で留めています。

みんな芝居が好きだけど、オーディションには全然受からなかったり…ネタを先輩に持っていかれたり。何をやっても上手くいかなくて、自信を失っている。
観ているワタシも上手くいくことばかりじゃないから、なんだか親近感が湧いてきます。

そんな彼らが、コーポ・レミゼの危機に勇気を振り絞るんですけど。彼らを応援してるうちに、観てるワタシのほうが励まされました。

■安具楽さんが好き(๑´ㅂ`๑)♪
石橋さんは、芸歴30年超のアングラ俳優・安具楽役。かつては本多劇場を1ヶ月満員にしたこともあるけど、とある出来事をきっかけに心が折れてしまって…引きこもりみたいになっています。
人と接することが怖くなって、人前にでられなくて。「昔、とてもお世話になったから」とマサチカの好意で部屋を間借りしてるくらい(家賃も8ヶ月滞納💦)の窮状です。

ポスターこそ山海塾でしたが、演じてきた役の内容はチェーホフやシェイクスピア…石橋さんそのままの新劇俳優でした(笑)
でも、麿赤兒さんもリア演じてたよね!←「荒野のリア」みた✨

はじめのころは、1人の時に見せる暗黒舞踏みたいな動きをジャッキさんと同様に場面転換?っておもったのですが💦
あれは、安具楽さんが「人がいなくなった時に」していることなんだなって思いました。守に演劇の稽古をつけている時みたいに。
舞台に立たなくなった今も、本当は立ちたくてたまらなくて。体に動きが染み付いてるし、稽古を欠かしてないんだ…って思うと胸がキュッとします。

だからこそ、コムサと安具楽の2人のラストが有るのかな…とも。


そんな安具楽が、守に演劇指導をしているうちに少しずつ変わっていくのが好きでした。挙動不審だったのが、芝居の話をしている間は別人みたいで。
安具楽さんだけじゃなく、守のポジティブさ…諦めない心に、周りが動かされていくんです。

■夢は破れても。
動画コンテストの結果、残念ながら賞金はゲットできず…住人たちは散り散りになってしまう。
その時に「舞台が終わればバラバラになってしまう。けれど、活躍を耳にして『自分も頑張ろう』と思える。家族でも、友人でもない…芝居の仲間です」みたいな安具楽の台詞が好きです。

守も、役者になる夢は叶わなくて…故郷に帰るけど。
その5年後。

彼らの中でコムサと安具楽の2人は、それぞれ放送作家や役者として光を浴びるようになって。
マサチカとジャッキは、役者をやめて飲食店の経営者、家の家業を継いだりしてる。
鶴若も歌舞伎の舞台にまた立つようになり。←あとラブコメ王道な展開w

守はといえば、役者になる夢は叶わなかったけど。新たに「たくさんの人に良い芝居を観てもらいたい」という夢を見つけて、叶えました。

役者の夢が叶った人、叶わなかった人もいるけれど…彼らが再会した時の表情が良いのです。
「女の一生」に「誰が選んだのでもない、自分で選んだ道」という言葉があります。「間違いでないようにしなくては」って。
彼らにとって、今の道も間違いなく「自分で選んだ道」なんだなぁと思いました。
その清々しさがあるから、ラストがじんわりします。「自分も頑張ろう」って。

■日替わりネタ満載でしたw
「何回も観る人も、楽しめるように」と日替わりネタがあちこちにありました。

ジャッキさんが受けたオーディションの内容
10/3…風の谷のナウシカ
10/5…天気の子の天気
10/10…ラピュタのバルス
10/14…妖怪ウォッチ

守に見せる、コムサのオーディション見本も。
初日が「飼ってたハムスターが死んじゃった」
5日は「全財産失って帰宅したら虎が3頭家にいた」
10日がかなり濃い目で…守は卑弥呼が邪馬台国を築いた時の喜び(をい)。続けてマサチカたちによる大化改新…と歴史ネタで、鶴若&中の方が「蘇我入鹿って誰!」とカテコの時も戸惑ってました💦
最後にジャッキもやることになり…「信長1人の食事」。←普通に凄かった
安具楽の「温めておきました」に繋がって楽しかったです笑い泣き
千秋楽は、守が「電車の中でタバコを吸う人への怒りを関西弁で」。コムサへは「海外に行ってしまう彼女を空港まで追いかけて、彼女に贈る言葉を標準語で」でした。
コムサの室さんがキムタクの「ちょ、待てよ」を入れてきて面白かった笑い泣き

安具楽さんがいうシンジのRNも日替わりでしたね…。
あと、台風のあとから、シンジの動画ネタで「安倍晋三からの野原しんのすけ」がなくなってましたf^_^;
(それにしてもモノマネがうますぎる)
ジャッキさんが松子さんに告白しようとする(でも言えない)場面も、途中から追加。←守が「見なかったことに」って

途中、マイフェアやオペラ座の怪人、WSSにSOM…と海外ミュージカルの替え歌を使ったりしてるからDVDは難しいのかな😅
観なかった日のネタが知りたいw

■おまけ
千秋楽を観た後、ストーリー・オブ・マイ・ライフを観に行ったら↓
モニターにマサチカが敬愛する市村正親さんが映ってたので思わずw
※TwitterにUPしたのは、どれミゼネタでし

そんなわけで、ダイエット中のワタシとしては
アブトロネイケス欲しい真顔キラキラ