おやおや、もう7月ですね。
先日行ったライブビューイング (花組『恋スルARENA』と『花より男子』)は、気が向いたら感想upします。

で。

めっちゃ日数経ってしまったけど、6/21(金)ソワレに続き、翌日6/22(土)貸切公演の日記です。

↓前日(6/21(金))ソワレの日記↓




花總まりファンクラブ 花の会貸切公演
『エリザベート』@帝国劇場
(2019.6.22(土) 13:00~) 1階H列センター

FC貸切なので端っこでも仕方ないと覚悟していたのだけど、舞台全体も役者の表情も肉眼で観ることができる、メッチャ良い席だった。
ありがたくて涙出そうだった。てか出た。


【スタッフ】
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞:小池修一郎
音楽監督:甲斐正人
美術:二村周作
衣裳:生澤美子

【キャスト】
エリザベート                    ★花總まり/愛希れいか
トート                                 井上芳雄/★古川雄大

ルイジ・ルキーニ            山崎育三郎/★成河
フランツ・ヨーゼフ       ★田代万里生/平方元基
ルドルフ                        京本大我/★三浦涼介/木村達成
ゾフィ皇太后                剣 幸/涼風真世/★香寿たつき
ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ         未来優希

エルマー                            槙原卓也
マックス                            原慎一郎
ツェップス                        松井 工
リヒテンシュタイン       秋園美緒
ヴィンディッシュ           真瀬はるか

少年ルドルフ           大河原爽介/大橋冬惟/
                                   加藤憲史郎/★陣 慶昭

〈アンサンブル〉(男女五十音順)
朝隈濯朗   安部誠司   石川 剛   奥山 寛   川口大地
後藤晋彦    佐々木崇    白山博基     田中秀哉
福永悠二    港 幸樹    山田 元    横沢健司

天野朋子    彩花まり    池谷祐子    石原絵理
伊藤典子    彩月つくし    七瀬りりこ
松田未莉亜    美麗    安岡千夏    山田裕美子
(原広実は怪我のため休演)

〈トートダンサー〉
乾 直樹    五十嵐耕司    岡崎大樹    小南竜平 
鈴木凌平    谷森雄次    楢木和也    渡辺謙典



今期は開幕初日に行けなかったので、これが花ちゃんシシィmy初日。
前日のちゃぴ(愛希れいか)のキラキラ新鮮なシシィが焼き付いたままの観劇だったけど、花ちゃんシシィは全然違う輝きを放ってました。
ちゃぴがキラキラをまとってるとしたら、花ちゃんは自ら発光している感じ。光の色は細かいラメの入ったホワイト。←何これオーラってヤツ??

少女時代のシシィ。失礼ながら、リアル年齢を考えるとそろそろ難しいかも?などと思っていたのに、その愛らしさにすっかり惹き込まれてしまった。役者って、スゲェ~
そしてオテンバでありながらそこはかとなく漂うプリンセス感。

古いしきたりの強要、初夜を揶揄されて傷付く。夫への失望。
以前は押し殺すように放っていたセリフ「ひとりにしてください」が、今回はかなり感情的。そして怒りをこめたような強い目線で立ち去るフランツを見つめる。
以前にも増して我の強そうなシシィ。私、好きなんだよな~~怒りをまとってる花ちゃん。

私が命 委ねる それは私だけに。
自由気ままな少女が、愛する人との生活に夢を失い、自我に目覚める。でもそれは「孤独」への第一歩だと思うと泣ける。
最後の音がキツそうで出しきれてなかったけど、感情の乗った歌はさすがだった。

子供を姑に奪われ、夫も敵としか思えない。おそらく この先どうすればいいか思案していたところに、夫の言葉「君の美貌が力になる、一緒に来てくれハンガリーへ」。
以前は冷たい顔で振り返っていた花ちゃんシシィ。今回は "渡りに舟" とばかりに思いっきり強気な笑みを浮かべていて、怖っ。
そして子供たち云々と言いつつ まず自我を通すことが優先、という感じ? "エゴイスト" まっしぐら。

そう思うと、その後の「最後通告」も もはや自分の為としか思えない。

一幕ラストは、やはり圧巻。このシーンのエリザベートをここまで美しく神々しく演じられる役者が他にいるかしら。
シシィ、トート、フランツの三重唱。それぞれ自分本位な3人がここまで綺麗にハモるなんて、皮肉だなぁ。
「私の人生は私のもの」、この言葉が花ちゃんシシィの全て。

二幕、「私が踊る時」の花ちゃんシシィの "どや感" ったら。自分を認めさせた。誰にも邪魔させない。てめーなんかと踊るかよ(そんな言い方はしていない)。
上から目線全開のエゴイスト感。素晴らしい。

そのエゴイスト故に ずっと「孤独」をまとっていたのだなぁ、と思える花ちゃんシシィ。
「精神病院」でヴィンディッシュの魂の自由さを見て、その「孤独」が前面に。

助けを求めるルドルフに言い放つ「鎖は絶ち切られた」←キッツイよね~ママに こんなこと言われたら。こんな時でさえシシィはエゴイスト。
ここの花ちゃん、声のトーンを落として口角を下げ、加齢したシシィを演じているのが凄い。

「夜のボート」。戻ってきてと懇願するフランツに、シシィが言う「わかって、無理よ…」。
拒絶とか怒りではなくて、苦しんでいる。そんなシシィに泣けた。

ルキーニの刃を受け入れ、孤独や苦しみから解放されたシシィ。
自分の為に生きて、死んだ。「私が命 委ねる それは 私だけに」その言葉どおりに。

花ちゃんシシィは、以前にも増してエゴイストだった。
共感できるかと問われれば まず無理なんだけど(長いものに巻かれるタイプだし@ワタシ)、途切れることなく深みにハマっていくようなシシィの孤独と苦しみに胸が痛む。特に二幕の演技はさすがとしか。
ちゃぴ(愛希れいか)とは また全然違うシシィで、Wキャスト両方が楽しめるのが嬉しいな。
声の調子がイマイチだったようで、ちょっと心配。


前日に続いて、古川雄大トート。
やはり美しい~麗しい~♥️ 本当に、なんて綺麗なんだ。
ちゃぴシシィとは、まとわりついてはケンカしていたような少年トートwも、花ちゃんシシィには相手にされなくて悲しげに見えてしまうのが……ごめん、本筋から逸れてるかもだけど、可愛くて仕方ない。

「結婚式」の場面での笑い声。前日の観劇時も思ったけど なんだか狂気が凄まじくて。
あれ?トートって こんなキャラだっけ?とちょっと違和感あり…。何か意味することがあるんだろうか?

ラストシーン、シシィと念願のキス。一瞬の微笑からの表情の変化は、「無」なのかな。
こじらせまくった初恋を、やっと手に入れた。そして、これで終わったんだ、と。
それにしても、あんなフリルのブラウスみたいなのが似合うリアル男子って、他にいる?


フランツも、前日に続いてマリオくん。
花ちゃんとのバランス、安心感をもって観てました。やはり良いコンビだなぁ~(破綻するけど)。
「夜のボート」で涙をポロポロ流していて、胸がキューッとなった。この人なりに愛していたんだなぁ、と。
「悪夢」のあと、シシィを守らなければとルキーニに掴みかかるも、あえなく倒される←ここ以前から思ってたけど、けっこうドッサーといくのでケガが心配。
もっと観たい まりまりコンビだけど、手持ちチケットのキャスケ確認したら、早くもマリオくん見納めだった💧


成河くんのルキーニ。歌も演技もパワーアップしていた。
もともと "ストプレのヒト" という先入観があるからか (私が初めて観たのはNODA MAP「ザ・キャラクター」('10)、以降「イリアス」「クレイジー・ハニー」など)、『エリザベート』の世界観において異質な存在感がハンパなく、空間の支配力が凄かった。
この物語は誰の回想でもなく、ルキーニの「エリザベート皇后暗殺」についての弁明であり、そういう意味で「狂言回し」として際立っていた。
それと同時に、これはルキーニの妄想なのか?とか、トートはルキーニが作り出した存在なのか?と思えてきたり。

フランツと言い争っていたトートがヤスリを手にしてルキーニを呼ぶ。その時のルキーニ、
以前は 言い争いに無関心な表情から→トートに呼ばれて「キタ━(゚∀゚)━!」(満面の笑み)だったのが、
今回は始終ニヤニヤしながら言い争いを聞いていて→トートに呼ばれて「ヒャ~ハハハハハハ」と高笑いしてた?
この笑いが「結婚式」のトートの笑い声と似ている気がして鳥肌が立ったんだけど、偶然なの?

裁判官にエリザベート暗殺の動機をきかれた時も、以前の声を荒げた言い方とは明らかに違っていて
「偉そうなヤツなら誰でもよかったんだ…」、消え入りそうな言い方で、背中も丸めて、小さく見えるルキーニ。
今まで何度も聞いたセリフだけど、こんなにお粗末に聞こえたのは初めてだった。そんなの有りかよ?(最大級にホメてます)
アナーキスト(無政府主義者)と言いつつ、実はルキーニには怒りも主張も何も無くて、彼自身がアナーキー(無秩序)なだけの狂人だったのでは……

前日の観劇で感じたファンタジー感とうって変わって、成河ルキーニは正に「おとぎ話じゃない」。
『エリザベート』に関して無意識に抱いている固定観念みたいなものを色々と覆されるルキーニだった。

観劇前にFCで追加した回はどちらも成河ルキーニで、出来れば満遍なく育くんルキーニも欲しかったなぁなんて贅沢なこと考えていたのだけど
今となっては、成河ルキーニまだまだ観たい!成河ルキーニ回が追加できて良かったと思う。


ルドルフは、三浦涼介くん。
「ミュージカル手紙」の印象を思うと こういう苦悩キャラは合うはず、と予想してたんだけど、ちょっと微妙な気が…
なんとなく、ひとりで突っ走っている感じ。これはルドルフとしての役作りなのか?素の りょんりょん(←小池センセイがこう呼んでたw)がイッパイイッパイなのか?
声も低くて くぐもっていて、やけに図太いルドルフに見えて……う~ん……
ルドルフは可愛くなくちゃいけない、なんてことはないから個性を発揮してくれればいいのだけど、でも、なんだかコレジャナイ感が拭えなかった。
この濃さ、エルマーに分けてあげたい…と思ったり思わなかったり(どっち!)。


マデレーネの美麗さん。コケティッシュな美女でスタイル良くて、スペシャル感がハンパ無かった。
ググってみたら、元宝塚、月組男役!宝塚時代の芸名は「麗奈ゆう」……全然覚えてないけど(汗)
95期ってことなので、ヘレネ役の彩花まりちゃんと共に、ちゃぴ と同期共演ね。


少年ルドルフは陣慶昭くん。可愛くて、お歌もよく頑張ってまちた♥️(もはや おばあちゃん目線)
どこかで見た名前だな、と思ったら『マリー・アントワネット』のシャルルだな? 



カーテンコールは、花ちゃん登場でヒューヒューキャーキャーと歓声が上がり、花ちゃんも驚いていたwww
この歓声、海外から来られていたファンが発端でした (私の近くの席だった)。宝塚歌劇の台湾公演をご存知の方ならわかると思うけど、カテコは歓声が飛び交うハイテンションなんだよね。
彼女たちにつられて客席全体がアツく盛り上がって、ホント楽しかった~(笑)

2度目のカテコ。雄大トートと二人で登場した時は、雄大トートが「さぁどうぞ!」と言わんばかりに両手を花ちゃんに向けてくれて
ファンはありがたく再び歓声の渦♥️🌀♥️🌀♥️🌀

花ちゃん「今日は客席がとても温かくて…あっ、いつも冷たいってことではないですよ!」(←客席(笑) わかってますってw)
「エリザベートもこれが最後かもしれないし……」←(客席「え~~💧」)
「年齢的に、いつまでもってわけにはいかないので…」←(客席「え~~💧」)

年齢かぁ……第二幕はまだまだこれから深みを増していくのではと思うけど…花ちゃん的には、既に引き際を見極めているのだろうなぁ。
宝塚現役時代、退団の意向を示しても劇団に引き留められたという話も聞くし、いろいろ思うこともあるのかなぁ…(長年トップに居座っただの言われているが、そんなこと個人が勝手にできるわけないだろうよ。利潤を追及する企業だぞ 劇団は。)
てか、ワタシ的にはせめて来年の全国ツアーだけは頑張っていただきたい。…って全国ツアーあるよね? あると信じてるんだけど。

で。
そんなこと言ってるところへ万里生フランツが「やあ!シシィ」と爽やかに登場(笑)(客席「キャー♥️」)

万「黄泉の国へいっちゃったって言うから、迎えに来たよ!」
花「フランツは大丈夫なの?」
万「うん、僕は大丈夫!」

「やっぱりフランツがいい~♥️」

(からの熱烈なハグで客席キュン死)

万「帰ろうか!」
花「うんっ♥️」
(腕を組み仲良く退場する二人に再び客席キュン死)

まさかのエリザベート第三幕なのであった。
ブラボー花の会貸切公演!


↓今回のエリザベートうちわ↓