もう3月 びっくり

2月は家のことが忙しかった上に、検診する(と自分で決めている)時期だから病院 掛け持ちしたり、とにかく慌ただしかった。
家のことも ざっくり目処がつき病院も一段落したから、3月は少しは余裕を持って過ごせそう。(仕事行ってる時に比べたら気持ち的には全然余裕w)


そんなこんなで2月は予定変更しまくりで、観劇も結局この1回のみでした。
今更だけど、無事に千秋楽を迎えられたそうで、おめでとうございます。


『ラブ・ネバー・ダイ』@日生劇場
(2019.2.23(土)17:30~) 2階B列(プレガ一般にて)


ポスターの仮面のデザイン、初演時と若干変わってる?
↓初演時↓
↓今回↓
ま、いいけどw

【スタッフ】
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
歌詞:グレン・スレイター
脚本:アンドリュー・ロイド=ウェバー
             ベン・エルトン
             グレン・スレイター
             フレデリック・フォーサイス
追加歌詞:チャールズ・ハート
音楽構成:デヴィッド・カレン
                    アンドリュー・ロイド=ウェバー
翻訳・訳詞:竜真知子

演出・美術・衣裳・振付・照明・音響:
                    オリジナルクリエイティブスタッフ


【キャスト】
ファントム                       市村正親/★石丸幹二

クリスティーヌ・ダーエ   ★濱田めぐみ/平原綾香

ラウル・シャニュイ       田代万里生/★小野田龍之介

メグ・ジリー                  ★夢咲ねね/咲妃みゆ

マダム・ジリー              ★鳳蘭/香寿たつき

グスタフ                ★大前優樹/加藤憲史郎/熊谷俊輝

フレック                           知念紗耶
スケルチ                           辰巳智秋
ガングル                           重松直樹

さけもとあきら    白山博基    田村雄一    丹宗立峰
照井裕隆    富永雄翔    港 幸樹    安福 毅
 
彩橋みゆ    荒居清香    家塚敦子    池田知穗
木村つかさ    咲花莉帆    佐々木由布
中西彩加    吉田玲菜


【ストーリー】省略。


今回の観劇前にオーストラリア版('11)のBlu-rayを見直そうと思いつつ、時間が無くて観ることができず。
ウエストエンド版のCD('10、ラミン・カリムルー&シエラ・ホーゲス)をクルマの中で何度かリピート。

2014年の日本初演は、初日と千秋楽の2回を観劇しWキャスト制覇。
たしか初日の観劇は、たまたま勤務先の本社出張が決まって慌ててチケット探したんだよねー。思えば度々 本社出張に合わせて観劇をネジ込んだよなぁ…(と懐かしがる現在無職のワタシ)

↓初演初日の日記(2014年3月)↓
↓初演千秋楽の日記(2014年4月)↓


初演の印象は↑日記のとおり。。。
楽曲は嫌いではないけど、内容が俗っぽくて「オペラ座の怪人」の続編と言うには世界観が違い過ぎることと、ファントムが "おじいちゃん" だったことが残念で 。
いくら音楽という絆があるとは言え ワタシ的にはやはり "少しでも恋愛感情を抱けるファントム" が理想なので、内容がどうにもならないなら、せめてファントムがもう少し若ければ…と思った。(当時は岡幸二郎さんで観たかった←同時期に上演していた『ニジンスキー』の影響)。

で、今回の再演では。
希望どおり若返ったファントム石丸幹二さん。それなら濱田クリスティーヌとの組み合わせで観たい(聴きたい)!という欲求がムクムク♨️
でも無収入の身なので遠征躊躇していたところ(そもそも東京は遠い←今さら)、たまたま花ちゃんのファンミ(最優先)で東京遠征することになり(躊躇せず)、せっかくだからついでに観劇することに。
私のスケジュール的に最も都合良い回が希望のキャスト勢揃いだったり、一般発売で 2階B列という観やすい席GETできたり(←発売日からけっこう経っていたのにラッキー)、とても幸先よき感じ⤴️

そんな 前のめりな気持ちだったせいか、昼メロだの世界観崩壊だの思いつつも、けっこう惹き込まれてしまった。
楽曲は元々嫌いではなかったとは言え、良く言えばキャッチー、悪く言えば俗っぽい…などと思っていたのに、やたら感情移入して「月のない夜」とか泣けちゃったり。

演出は ところどころ手直しされてるのかな?
「オペラ座の怪人」の楽曲挿入と、グスタフの美声を聴かせる場面が増えてる?初演時はこんなに聴いた覚えがない…ような…気がする…(←自信ナシ。私の記憶違いの可能性大)
それから「美の真実」のアレンジ変わった? オリジナルとは明らかに違うし、初演はオリジナルと同じだったと思うんだけど…(←やはり自信ナシ💧)。ちなみに、オリジナルの方がロックテイストでカッコいいので好き。


石丸幹二さんのファントムは、どこか貴公子っぽくて、もちろん歌も上手くて、クリスティーヌやメグが思慕の念を抱いたとしても違和感ないのでワタシも納得。
歌、冒頭の「君の歌をもう一度」。予想していたより優しげで、もっとガツンと響かせてくれても良かったけど、ここはやはり切ない思いが前面に出てる感じなのかな。
それでも気持ちを強く掴まれ、それは最後まで離れることはなく、石丸ファントムの切実な思いに泣かされてしまった。

濱田めぐみさんクリスティーヌ。やはりキャラ合わないと思うけど、それがどーしたw
言わずもがなの歌の中でも、素晴らし過ぎた「愛は死なず」。聴いてて息するの忘れそうなほど集中した。鳥肌 立つし。迫力。別格。ぬおおー
コンサートの客さながらの客席は、超絶本気で拍手。しかも鳴りやまず、ショーストップ寸前…と言うか、拍手にかなり時間とっていたので実質ショーストップ状態だったと思う。後ろのカーテン開いてファントム出てこなければ、きっとまだまだ拍手続いたのでは。
あの歌を聴く為なら、どんな手でも使う。ファントムの執着に すごい説得力が生まれた。

ラウルは小野田龍之介くん。歌ウマの新キャスト、ぜひ観たい(聴きたい)と思ってました。
まだ20代後半。若いけどゴツめの体型で そこはかとなく貫禄が漂い、ヤサグレ具合やダメンズっぷりも違和感無かった。
そして期待に違わぬ歌。とにかく声質が良い。重唱でも きちんと耳に届き、かと言ってムダな主張も無いので心地よかった。
ちょっと幹二さんの声質に似てる気がする。「負ければ地獄」で一瞬 どっちが歌ってるのか わからなくなった (私の耳の問題か?)

ねねちゃんメグ・ジリー。やっぱビジュアルいい。メッチャ美脚。宝塚にいた頃はそれほど好きでは無かったのに、退団してから好きになってきた。
ファントムに思いを寄せ「あの人は見ていてくれたかしら」とキラキラする女子っぽさと、彼の為に尽くした拭いきれない過去の暗さ。そのコントラストが良かったし、「水着の美女」とかショーの場面はけっこうな見せ場で、ねねちゃんのビジュアル生きてた。
歌は、ま、こんなものかな、という感じ。(許す)

マダム・ジリーは鳳蘭さん。ド迫力。その一言に尽きる。

グスタフはトリプルキャストで、この回は大前優樹くん。美少年。何かで観たことあると思ったら『メリー・ポピンズ』だな。
スコーンと気持ち良いボーイソプラノ、それはもう天使の歌声。血は争えないな、と納得させられるグスタフだった。

ファンタズマ3人組の、フレック知念紗耶さん、スケルチ辰巳智秋さん、ガングル重松直樹さん。
知念紗耶さん、小っちゃくて身軽でアクロバティック。すごいメイクなのに、可愛い顔立ちだとわかるほどカワイイ。気になって調べてみたら、Hey!Say!JUMP知念侑李くんのお姉さん。アクロバットダンスの団体に所属されているそう。
辰巳智秋さん、何かで観たことあるお名前だけど…と検索したら『ビリー・エリオット』。あぁ確かにこういう体型のヒトいたな。
重松直樹さん、この方もお名前に覚えがある…と思ったら、同姓同名のフィギュアスケート選手だったw(もちろん別人)。これが初めての舞台出演とのこと。
この3人組は普通のスタイルの人が演じては つまらないキャラクターなので、その点ハマッていて良かった。 そういう意味では この役って狭き門だよなぁ~。
ビジュアル優先なので、歌は この程度歌えていれば上出来と思う。


内容はやはり昼メロだし、どうにもこうにも 男性目線の(しかも ひと昔前っぽい) ストーリー展開で、やはり好きではないハナシだけど
キャストによって こんなに満足感を得られることに正直 驚いた。もちろん自分の好みに左右される度合いが大きいし、皆が皆そうではないことは承知。
もし再々演あったら、このキャストなら観たい。と思えるラブネバでした。
マリオくんと タータンも観たかったなー

CD出してほしい。大阪でもやってほしい。
(とりあえず希望を呟いてみる)



そしてラブネバ千秋楽の日、ホリプロさんの発表がありました。
2020年8月、日本版『スクール・オブ・ロック』上演!

映画を観に行ったなぁ~10年以上前かな?懐かしい~
先生役、ふと岡崎体育さんが浮かんだけど…無いかw (でもハマりそうでしょ)
中川晃教くんとか藤岡正明くんで観たいかも。演出が藤田さんだし、楽しみ。

てかオリンピック&パラリンピックの開催期間に ダダ被りじゃないのよ…