小飛と再び暮らし初めてから今日で
一カ月経ったが…改めて感慨深い
誰かを愛するとこんなにも不安定なのか
養子先では決して与えられなかった温もり
信じられる人はグオドンさんとホンイエ
二人さえいてくれたら良かったと思った
それなのに…あの日一人の男に会って
愛される喜びと揺り動かされた感情
最初は復讐心と猜疑心に捉われていた
お節介な男だと思い罠を仕掛けた筈だった
ただ一日でも顔を見ないと落ち着かない
そしてこの自分でも制御できない想いが
初恋だと自覚せざるを得なかったのは
山小屋で一晩過ごしたあの夜から始まった
自分を咄嗟に庇い腕を斬られて…
更にホンイエを庇い腹部を撃たれたこと
唯一無二の存在なのだと漸く理解した
傍らで眠っている小飛を見ているうちに
また抱きたくなってしまうが我慢をした

自分の飢えを満たしてくれるのはもう
孟小飛しかいないのだと
だからもう…離さないと証明する為に
起きたらまたKissから初めてやりたい
身体だけで無くて心も自分のことしか
考えられなくしてやる
小飛…お前は俺のものだと覚悟してくれ
その代わり俺もお前のものなのだから