右腕がやけに痺れると思いながらふと
あいつが寝息を立てていた…思い出した
夜更けまでずっと離さずに抱いていた事
梨晏と言う名前だとやっと聞き出して  
起こさないようにそっとデュベを捲ると
自分が付けた噛んだ痕が無数に散らばり
左側が弱いのだと恥ずかしそうに話して
煽られるままに梨晏を抱きしめてやりながら


…まだ身体中が震えて止まらない
どうして…?少しでもいいから…僕の事
好きになってとは言えない