炒め物をするとき、先に野菜を下ゆでしたり、油通しをしたりして
何とか水が出て味がぼやけてしまわないように工夫しますね。
でもそれ以外に水が出ないようにする方法があるのをご存知ですか?
それは今回ご紹介する、“弱火炒め”


そんな炒め物なんておいしいのかしら?と思いますよね。
でも野菜は弱火でじっくり時間をかけて火を通すと、
水が出すぎることもなく、甘みや旨みが引き出されるんです。
食感も悪くなりそうな気がしますが、水が出てしまわない分、
みずみずしく仕上がります。


ゆっくり時間をかけて火を通すので、炒め物のイメージとはちょっと違って、
少し時間がかかりますが、火を通している間は手が離れるので、
ほかの作業と同時進行できます。
何より野菜のおいしさを逃さないので一度お試しを!


           Uguisu-anのレシピ


・・材料・・
 もやし 1パック
 にら 1束
 豚肉 100g
 植物油、塩、醤油
A.酒 大さじ2
  醤油 小さじ1
  塩、こしょう、片栗粉 少々


・・作り方・・
1.もやし…洗って水を切っておく。お好みでひげ根を取る。
  にら…しんなりしている場合は水にしばらく漬けてから洗い、
      2.5~3cm幅に切り水気を切っておく。
  豚肉…線維と同じ方向に2cm幅に切り、Aを順にまぶしておく。


2.テフロンのフライパンにもやしを入れ、植物油を加えてまぶし、弱火にかける。
  (コンロの火力にもよるが、ガスの火が消えたりついたりしない、ぎりぎりぐらいの火加減ぐらい)
  しばらくしてジューッと音がしてきたら火の当たっているところを変え、
  それを繰り返しながらもやしが透明になってくるまでゆっくり炒める。
  (だんだんジューというまでの時間が早くなってきます。油断すると焦げるのでご注意を!)

  塩少々で下味をつけ、ざるに上げておく。


3.にらも同様に炒める。


4.植物油を軽く熱し、豚肉をほぐしながら炒め、火が通ったらもやしとにらを加えて炒め合わせる。

  仕上げに醤油少々を回し入れ、味を決める。