「世界が朽チ果テルトキ」ーchapter1ー | うご作者だよ。((低浮上過ぎる。

うご作者だよ。((低浮上過ぎる。

オリスト等を投稿していきたいです、受験が受かって落ち着いたら。

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では気まぐれのオリストまた書きますよ。






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「それにしてもなー」

俺は何気なく呟いた。

「これさ、一体何が出来るんだろうか………」

ズボンのポケットから取り出したそれは、いつもの如く青く、時には白っぽくも輝いた。

その名は、「エナジー」。


「それは私に聞かれても、ねぇ………」

ベレンは相変わらずの答えようだ。
ベレン。俺の恩師の一人。俺に様々な魔術を教えてくれた一人であるのだが、彼女はあまりにも知らないことが多すぎた。まぁ知らないふりをしているだけだと、俺はいつもそう思ってスルーしていたが。

「明らかに何か出来そうだけどさ?ジョーカーが“守ってくれ”って言ったくらいだからさ………きっと、いや、絶対何か出来るって」

明らかにそうだとしか考えられないのは当た
                                                      がらす
り前だろう。こんなちっぽけな硝子のようなダイアのような、良くわからない物質なのだ。何か一つや二つは起こってもらわないとあまり価値が感じられないではないか。

しかも、あの  ジョーカー  が持っていたのだ。必ずや、何か力があるだろうに。

「んー………でも、ジョーカーはそれを私たちに見せびらかすようなことは今まで無かった気がするし………ただの形見なんじゃないのー?」

そのにこやかな笑顔は、たまに人を苛つかせることもあるのだが、何せ恩師の言うことだ、それを信じるしかあるまい。

しばらくは、そう受け止めてエナジーのことはあまり気にしないで過ごした。







ーしばらくしたある日のこと。ーーー


「おい!!ホロ!!大変だ………」

「ん?どうしたーラレ。」

「シャークドウの封印がついに………解けた………!!!」


「嘘だろ………」


簡単に説明すると、俺ら魔術団は
最後の奥義を使って、「ジャネジー」
という、ウイルスに近い、シャークドウらを動かす原子を封印することが成功し、奴等は遠い遠い、鎖の奥深くに封印したのだ。

そして、そのジャネジーの原子は、「ザナ」というウイルスその物で出来ている。


それが復活したということは。
………そう、この世の危険を意味している。

ラレも当然そんなことは知っているのだ、それは焦ることだろう。



テレポートを使って間もなくすると、案の定そいつは居た。

「やはり、来たか、クソガキよ………ww」

「どっちがクソガキだろうか。本当気になるね」

俺は不適な笑みを浮かべながら、不満な態度をあえて出した。

「何故、封印が解けた………?」

ラレがそう言い放った。

「ばっかだなぁwwwwwお前らは本当に単純なミスを犯しているのだぞ?ww」


「み、ミス………だと?」

俺はその言葉の意味が分からなかった。確かに最終奥義は上手くいったはずだが………。

「俺らの奥義に何をした?!」

ラレは驚きのあまり、興奮を隠しきれなかった。

「へ?簡単だよwwあのなあ、ジャネジー、いや、ザナはな。一生消えることのない、その上封印が効かないものなんだよ。つまり永
                       うろつ
遠にこの世を彷徨いてるのさ。ただそれだけのことだから」
いら
苛つく不適な笑い声を挙げながらそう言った。


ーーー確か、俺はこんな話を聞いたことがある。

ザナという物質、いや、ウイルスは、
この世を簡単にそれらで埋め尽くすことが出来る史上最恐の人喰いウイルスだ。

そのザナの動きを止めるには、ザナそのもの本体を持つものと、最強と言われる魔術師で戦い、その魔術師が見事に勝利すれば、ザナはこの世から、消える。ーーー


というものだった。まぁこれは魔術の本に書いてあったことなのだが。あまり当てにはしていなかった。


そのとき思ったのが、「その方法を使って、ザナを消せば良いのでは………?」ということ。

しかし、シャークドウはザナ本体ではない。以前も封印したときは、こいつでは無かったのだ。

とすると、考えられるのはただ一人………

「ザナ」だ。

そんなことを考えているうちに事は進んでいた。

「ま、とにかくそんな奥義なんか使ったって所詮、無意味なんだよww」

「何だとおぉおぉ!?」

「やめれ、ラレ。そう抵抗しても無駄だよ………」

「ほぅ、良く分かってるんだなクソガキよ。」

「は?今度それ言ったらどうなるか分かってんのか。」

「はっwwwそんなことは知らんよww
とりあえず、俺らは復活したからさ。そこんとこ宜しくー絶対にお前らじゃ俺らは殺せないから~。前みたいにね。」

「おまっ!それどういうことだっ………」

そうラレが言いかけたが、シャークドウは姿を消した。


「………ホロ、これからどうする?」

「まだ分からん………もしかしてだけど、これ、狙ってるかもね、奴等は。」

エナジーはいつもの如く、輝いていた。

ーこいつは狙われても可笑しくないだろうな。


きっと、やつらの望みはこのエナジーだろう。
それ以外の何も思い当たるものはないのだ。

「そうかもな。………ジョーカーの遺言を、必ずしも守らなきゃな。」

「そうだね。」

俺は夕方の空を眺めながら、そう言った。
ーーこの夕焼けも、いつまでも続くのかな………。ーー




その日の夜、俺は晩御飯を食べれなかった。何故かって?
何故かとてつもない吐き気にずっと襲われていたからだ。しかも、シャークドウと会ってから急に。
                                       うな
夜中も、全く眠れずに魘されていた。




ついに、我慢の限界が来た。

「うっ!!!!」

そのとき、不思議な感覚が俺を襲った。

しかも目の前は部屋ではなくて、まるで天国にでもいるかのような空間。吐き気は無い。
余りにも急な出来事に、辺りを見回していると。

「よっ、俺のご主人!」

「はっ!?」

「あんたが、ウチらのご主人ね?」

二人の男と女が近づいてきた。
目を細めて、その二人を見ると、
俺と同じ右の目の下に、稲妻のアザがある。


「君たちは一体………?」

「嗚呼、ごめん!自己紹介がまだだったなあ。俺はガルノってんだ!今日からお前の人格になるんだ。宜しくなー」

「ウチもね?ウチはビウ。ガルノと同じく、今日からあんたの人格よ。宜しく頼むね。」


俺は頭が混乱していた。何故、こんな展開に?俺は何かしたのか?


「えっ、ちょっと待ってよ!何で俺に人格が?」

「ジョーカーさんに特命でね。“ホロを守ってくれ”ってことだからさ。」

「そうそうー。ウチらも何でここに居るのか全然理解できなくてさ。」

そのあとも色々と聞き出してみたが、
彼らは何故か意識が出来て、死んだはずのジョーカーが居て、挙げ句のはて、俺の補佐をしろと。

そりゃあ、彼らもビックリだろう。

しかし、こうなってしまった以上、断る訳にはいくまい。

「わかった、これから宜しく頼むぞ、ガルノ、ビウ!」


「「おうよ!」」









これが、俺らの更なる地獄への始まりだとは、誰も知らなかった。





:××退室。


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どうでしたか?こんなつまらなくて最悪な作品嫌ですよね(´・ω・`)


でも、最後まで見ていただけると本当に嬉しいです。


それでは次回のchapterでお会いしましょう。



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