プラゴミ分別を楽にする3つのアイディア

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今回のメンバーは　■　山口あや　■

長野県軽井沢町在住の整理収納コンサルタント。夫と小5の息子の3人家族。夫の転勤で兵庫県伊丹市に住んでいた時に、ufufu Osakaの活動に参加。長野に戻ってからは、長野支部メンバーとして、主にWeb発信で活動に参加しています。

プロフィール｜長野県軽井沢町佐久市│おかたづけサポート mamaのて（ままのて）山口あや山口あや整理収納コンサルタント 1975年生まれ。神奈川県相模原市出身。長野県北佐久郡軽井沢町在住。住宅建材メ

yamaguchiaya.com

　家にモノが入ってくる「モノの入口」が買い物だとすると、「モノの出口」はゴミ捨てやリユース、リサイクルになります。

毎週・毎月巡ってくるゴミ収集日に合わせて、お家のゴミをまとめて出すことは、実は、おかたづけを進める上で、とっても大切。

ゴミがちゃんと家から出るだけでも、モノが減り、部屋も気持ちもかなりすっきりします。

今回は、ゴミの中でも、ちょっと手間のかかる「プラゴミ分別」を楽にするアイディアをご紹介します。

どうしてゴミを分別する必要があるの？

　本題に入る前に、そもそもなぜゴミを分別する必要があるのか、簡単に触れておきますね。

容器包装（ビン、ペットボトル、プラスチック容器包装）は、容積比で家庭から出るゴミの6割を占めると言われています。

埋め立てごみを減らし、資源を有効に利用するために、容器包装リサイクル法が平成7年（1995年）に制定、平成12年（2000年）に完全施行されました。

（出典：日本容器包装リサイクル協会HPより）
※掲載許可をいただいています

『

ちょこっとメモ』

プラゴミの分別は、

「ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）」にもつながります。

［目標12］つくる責任つかう責任

［目標15］海の豊かさを守ろう

プラゴミとは？

　「プラマーク」が付いているビニール袋や食品トレー、シャンプーや化粧品のボトルなどが「プラスチック容器包装」として分別回収の対象となります。

循環する矢印が示すとおり、回収後は資源としてリサイクルされます。

この「プラマーク」があれば、迷わず分別の判断ができるので、便利ですね。

一方、プラマークのないビニール袋はどうなるの？･･･と疑問に思い、色々調べたり問い合わせたりしたところ、迷ったら、“きれいなビニール袋”は一緒に入れても良いようです。

（但し、地域によって異なる場合があるので、心配な方はお住まいの自治体に問い合わせてみてくださいね）

プラゴミ分別を楽にする3つのアイディア

　汚れの付着したプラ容器を、プラゴミに分別してしまうと、回収後に異物として人の手で取り除かれていることをご存知ですか？

回収されたその先を考えると、汚れのあるプラ容器については、出す時に私達が汚れを洗うか、洗うことが難しい場合は可燃ゴミとして出すか、どちらかを選ぶ必要があります。

我が家では、レトルトカレーや調味料の小袋など、プラマークがあっても汚れが簡単に落とせないものは、可燃ゴミとして出しています。

また、ロールパンや食パンの袋など、比較的きれいな袋は、逆さにして細かなパンくずを振り落とし、そのままプラゴミとして分別しています。

続けて行く上で、無利しすぎないことが、とても大事だと感じます。

◇

　ここからはいよいよ、

汚れが比較的楽に落とせるプラスチック容器包装を、無理なく分別する3つの工夫をお伝えします！

【1】ペーパーでさっと拭う

洗う程ではないけれど、そのままだとちょっと気になる汚れは、ロールペーパーで簡単に拭っています。

キッチンに再生紙100％のロールペーパーをホルダーに入れて吊り下げておくと、汚れを拭うウエス代わりに、必要な分だけちぎって使えて便利です。

【2】チューブはキッチンばさみで切る

マヨネーズなどのチューブは、キッチン鋏で切ると、残ったマヨネーズもスプーンですくって駄なく食べられ、チューブを洗うのも乾かすのも一気に楽になります。

【3】乾かす場所を作る

そして、あると便利なのが、すすいだプラゴミを乾かす場所です。
（濡れたままだと、他のゴミが貼り付いてしまうため、洗った後は、乾かす必要があります。）

乾かす場所、つまり、乾かす”定位置”があると、キッチン回りが片付きやすくなり、プラゴミ分別の負担感もかなり和らぎます。

我が家では、

① 水切りかご
② ペットボトルスタンド
③ ピンチ付き物干しハンガー

の3種類をキッチン回りで使っています。

1つずつ見ていきましょう！

① 水切りかご

水切りかごは、主に食洗機で洗えない弁当箱や水筒、大きな鍋などの水切りに使っており、ついでに、すすいだプラ容器もここで乾かしています。

豆腐やヨーグルトの容器、食品トレーやパックなど

② ペットボトルスタンド

ペットボトルスタンドは、ペットボトルに限らず、すすいだビニール袋など、色々干しています。

ペットボトルや洗剤の詰替パック、乾物の袋
（注：ペットボトルは、プラ容器とは別に、ペットボトルとして分別します）

お肉のトレーや冷凍食品のビニール袋、ジップロック

野菜のビニール袋、などなど・・・

ペットボトルスタンドは、分解洗浄でき、衛生的に使える点も大事なポイントです。

③ ピンチ付き物干しハンガー

ピンチ付き物干しハンガーは、濡れた布巾だけでなく、大きめの袋を乾かすのにも便利です。

我が家では、シンク横のペットボトルスタンドで半分くらい（水がポタポタしない程度に）乾いたら、ピンチ付き物干しハンガーに移動させて、更に乾かすという使い方をしています。

ここまで、

【1】ペーパーでさっと拭う
【2】チューブはキッチンばさみで切る
【3】乾かす場所を作る

汚れが比較的楽に落とせるプラスチック容器包装を、無理なく分別する3つのアイディアでした。

このように、プラゴミを分別しやすくする工夫があると、

◎ 分別のハードルが下がって負担感が減る
◎ 資源としてリサイクルできるゴミが増える
◎ ゴミ出しがしやすくなりお家もスッキリする

など、メリットがいっぱいあります。

皆さんは、どんな工夫をされていますか？

皆さんの工夫も、ぜひ聞かせてくださいね！

もし、プラゴミの分別をあんまり意識していなかった～という方は、洗う必要がない（すぐに分別できる）ものからスタートして、少しずつ、これならできそうという方法も試してみてくださいね！

◇

整理収納アドバイザーによるおかたづけサポートでは、お部屋の整理収納とあわせて、ゴミの分別がしやすくなる仕組み作りも承っています。

どんなゴミ箱を選んだら良いか、我が家に合った続けられる方法は何か、お困りの際は、お気軽にご相談ください♪
（ufufuメンバーは、みんな整理収納アドバイザーです！）

次回ufufuブログ更新は、2月24日です！　

お楽しみに～