朝の6:30頃、テレビ画面とスマホから緊急地震速報の音が鳴り響いた。耳をすますと外からも聞こえる。町内放送のスピーカーから流れていた。


思わず身構えたが、この辺りではまったく揺れなかった。震度5強の揺れに襲われたのはまたもや能登市と珠洲市だった。1月の地震被害からの復旧途中で、被害が拡大していないことを祈るだけだ。



今日も仕事は休みだ。天気が不安定な日はできたらじっとしていたい。タイミングよく仕事を入れていなくて助かった。また在庫本を1冊消化できた。


手にしたのは西村京太郎氏の『北海道新幹線殺人事件』だ。本書は「本の旅人」2016年3月号~9月号に連載された作品を2016年11月に角川書店から新書版で刊行された。




中古本屋でよく見かけた本書のタイトルには馴染みがあったが、内容はまったく思い出せない。読んでないかもしれないと思って読み終わったところで確認すると、7年前に読んでいた。覚えていなかったが、面倒くさいので、当時の概要を引用してしまった。



売れない作家の三浦康平のもとに、これまた売れない出版社・明日書房の高橋社長が北海道新幹線を舞台にしたミステリーを書くように奨めてきた。しかも、開業前日に発行することで話題を作ってベストセラーを目指そうという。

三浦のプロットに対して、高橋社長は、リアリティーが必要だと、殺人が起こる車両と座席、被害者の詳細までも指定してきた。そして開業当日、作品に書かれていた通りに事件が発生した。同じ車両に乗り合わせていた三浦に疑惑の目が向けられたが…。

小説どおりに事件が進行する話はいろいろあるが、この作品の背景には驚愕の真相が隠されていた。



本書の構成は以下のとおり。(目次引用)

第一章 2016年3月25日

第二章 3月26日

第三章 訊 問

第四章 お知らせ

第五章 グランスタの死

第六章 会員制の罠

第七章 崩 壊



7年前のブログでは北海道新幹線開業に合わせて大宮にある鉄道博物館で開催されていた開業記念展「海を航る ー船・鉄道・新幹線ー」に触れていた。




たまたまJRのウォーキングイベントで鉄道博物館を訪れていて、A4サイズの32ページにおよぶ立派な冊子をいただいてきた。「青函連絡船」「青函トンネル」そして「北海道新幹線」の3章で構成され、多くの写真や図が使われ、歴史がまとめられていた。



緊急地震速報画面: