雨が降りだす前に家に帰ろうと努力はしたが、あと5分というところで雨が降りだした。傘は持っていて問題はなかったが、家に着いたら止んだ。台風1号の影響の雨雲は自宅の北側を流れているようで、自宅が雨雲に覆われるのは真夜中になるようだ。


明日の午前中は本降りになるようで、予定は何も入れていない。緊急の仕事依頼もあったが、都合が悪いとお断りしした。台風の中を出かけたくはない。


そんな明日の時間潰しのために取っておいた東野圭吾氏の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』だったが、一気に読んでしまった。今年1月に光文社から刊行されたブラック・ショーマンの2冊目だ。




本書は昨日ブッ○オ○で仕入れてきた本の中の1冊だ。値札には1400円と1500円の2種類があり、それぞれに半額シールが貼られていた。もちろん安い方を手に取り、さらに150円引きクーポンを使わせてもらった。今だったらまだ高値で買い取ってもらえそうだ。



前作は長編だったが、本書は以下の6篇の短編で構成され、ブラック・ショーマンこと神尾武史を中心にした群像劇になっている。


トラップハンド

リノベの女

マボロシの女

相続人を宿す女

続・リノベの女

査定する女



神尾武史が恵比寿で営んでいるバーが「トラップハンド」で、バーを営んでいる。姪の真世は同じく恵比寿にある文光不動産リフォーム部に勤務する建築士だ。


玉の輿を狙う陣内美菜は今日もこれはという男を連れてトラップハンドに来て、こっそりマスターの武史に男の査定を頼んでいた。なかなか本物の金持ちにに出会えない美菜がついにこれはという男性に出会うが…。


好きになった妻子ある男性の急死のショックから立ち直れない火野柚希の前に現れたのは…。顔が似通った上松和美と末永奈々恵が人生を入れ換えた結果…。離婚した半年後に妊娠が判明したが、元夫は事故で亡くなっていた。遺産相続をめぐる事案の背景にあったものとは?



これは次作も期待できそうだ。


読んでしまったものはしょうがない。明日は時代小説で午前中を過ごすことにしよう。